「墜落って・・・落ちちゃったってこと!?落ちちゃったってことは・・・乗ってた人たちは・・・」
パークガイド・キノ「私は、割れたガラスからたまたま外に放り出されて たまたま鳥のフレンズの子に助けられたの。ほかの人たちは多分・・・」
言葉を詰まらせるキノの肩にコヨーテは手を置き、落ち着かせる
「ガイドさん・・・」
パークガイド・キノ「考えられる?フレンズ達を見捨てて、私たちだけで脱出しようとして、そのフレンズ達に助けられてんのよ・・・?」
そう言い放ったパークガイドの目から大粒の涙がこぼれた
彼女は両手で顔を覆うように目からこぼれる涙をぬぐう
「・・・」
「大丈夫、ガイドさんの友達のフレンズも まだどこかで無事だね。ほかのパークガイドさんやスタッフさんだって、きっと・・・」
パークガイド・キノ「気休めなんかよして。あの状況で、無事なわけないでしょう!」
やつあたりのようにすごい剣幕でまくし立ててしまった事にハッとし
キノはまたふさぎ込んだ
場に少し気まずいような静寂が流れる・・・
「・・・コヨはバカだから、難しいこと分からないね。でも、パークガイドさんには パークガイドさんにしかできないことあるはず。アニマルガールだけじゃ、きっとセルリアンに勝てない。どうか、元気を出して。コヨ達の事を助けてください。」
パークガイド・キノ「・・・私にどうしろっていうの・・・何にもできやしないわ」
ポイポイポイポイポイポイ・・・
気の抜けたような足音が聞こえてくる
フレンズ達にはよく聞きなれた音だ
「キノ、昼食ヲモッテキタヨ」
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