「あっ!コヨちゃん!もう立ち上がって大丈夫なんでちか!?」
「うん・・・なんとかDJB。ウサコとシマリスちゃんは?」
「二人は外を徘徊してるセルリアンを追い払いに行ってるでち。ジョフはお留守番でち。」
どうやらジョフはここに残って、ケガした子の手当や食べ物を配ったりするのを
手伝っていたらしい。
「この建物は頑丈な防火扉っていうのに覆われているから安全なんだって。ラッキービーストがじゃぱまんも運んできてくれるし。」
ラッキービーストのおかげでフレンズ達のライフラインの確保はできているようだ。
しかし明かりは無く薄暗いためどこか陰鬱な空気と
そしてなにかこう、食べ物が腐ったような すえたニオイが漂っていて
あまり衛生的にも精神的にもいい環境とは感じられない。
コヨーテも少し気が滅入りつつも、もう少し部屋を見渡していると
部屋の隅に毛布にくるまって座り込む一人の人影が目に入った。
「あの人・・・フレンズじゃない。・・・ニンゲンだよね?」
その声に反応してジョフもそちらをのぞき込んでみる
「・・・本当だ。気づかなかったでち。あの服って・・・もしかしてパークガイドさん!?」
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