壁に目をやると、いくつか埋め込まれたモニターの1つに何かが映っている。
アライ
「何なのだ? これは」
フェネ
「ここの地下道の地図、じゃないかな~
そっちが入って来た入り口で、今いるのがココ。
コッチの入り口? も開いてるようだね~」
アライ
「さすがフェネックなのだ」
どの入り口が開いているかも表示されている。
他のモニターには「としょかん」の様子や地下道の様子がライブで映っているようだ。
切り替えれば全パークが監視できるのかもしれなかった。
アライ
「こっちの部屋は何なのだ?」
アライさんがラッキービーストに訊きながら指差した奥には、
意味ありげな『締め切られた部屋』があった。
フェネ
「アライさ~ん、ボスに話しかけても答えてくr…」
ボス
「そっちの部屋に入るには特別な許可が要るよ」
アライ
「シャベッタァァァーーー! なのだーー!」
フェネ
「どうしてアライさんが驚くのさ~?
あとキミはどうしてフレンズと喋れるの~?」
アドミービースト
「僕はアドミービースト。 よろしくネ。
パーク内のラッキービーストは緊急事態対応時のみ、フレンズへの干渉が許可されているけど、
ここはヒトが用意した『パークの危機』が起こった時のための対策本部指令室だからネ。
隣にはサイキョーの拒絶タイプが来ても安全な、24層の特殊装甲で守られたシェルターもあるヨ」
博士
「なるほど。
緊急時専用のラッキービーストと、その秘密基地いう訳ですか」
助手
「例の異変の時にも使われていたのかもしれませんね」
アライ
「ん? このドクロボタンは何なのだ?」
アライさんは、そんな
メインパネルの前に移動すると、たくさん並んでいるボタンの1つに目を付けた。
止める間もなく指を伸ばし、押そうとする。
ランペ&ロティ ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
博士 | シュッ
助手 | シュッ
フェネ
「あ、それは~・・・」
ぽち...
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