私には、もう1つ気になることがあった。
PPPのことを調べている中で、初めてこの写真を見つけた時・・・
自分も写っていたことに なぜ気付けなかったのか、だ。
博士
「フレンズの間では『初代PPPは4人』という説が定着しています・・・
確かに私も そう聞いていた。
博士
「その『先入観』が強すぎて、お前自身が写っていたことを認識できなかったのでしょう。
脳の認識能力は、結構いい加減なものですから」
助手
「もしくはコウテイのアイドルオーラに目を奪われ・・・
確かにあの写真を見て、私はコウテイとPPPに一目惚れに近い思い入れを抱いた。
助手
「いわゆる視線誘導で自分の姿を認識できなかったか、ですね。
脳の情報処理能力には限界がありますから」
脳というのは、言うほど『すっごーい』ものじゃないらしい。 (´・ω・`)
まあ、それはそれとして・・・
プリンセス
「博士の口ぶりでは、まるで『PPPが4人』ってのは確定じゃないみたいだけど・・・」
博士
「初代が4人という定説は『カヴァン神話』の記述によるものです。
同様に『ネクスォン神話』にもロイヤルペンギンは登場しません」
プリンセス
「だったらなぜ…?」
助手
「ところが、パークの歴史に関する解説書『にこひゃく』や『ぴくひゃく』によると、
ロイヤルの加入、PIPからPPPへの改名、プリンセスの愛称などの記述がある外典
-の存在が紹介されているのです」
プリンセス
「!?
じゃあ、何を信じれば良いのよ? どれが正しいの?」
博士
「賢い我々と言えど、偉いヒトの考えていることは分かりません。
それどころか、こちらの納得しがたい設定を ぶっ込んできたりするのです」
助手
「だったら、こちらはこちらで好きな説を作ってそれを信じればいいのです。 我々は賢いので。
『正しさ』とはフレンズの数だけあるのです」
プリンセス
「❗」
博士
「トキのように、動物だった頃の記憶を持っている者、
サーバルのように、はっきりとは覚えていなくとも何らかの感情を有する者、
マーゲイのように、おぼろげながら前世の記憶を持つ者、
誰とは言いませんが、過去の記憶を保持したり、世代交代をしていない者・・・」
助手
「もしかするとお前は、前世の記憶を夢と言う形で見たのかもしれません」
プリンセス
「じゃあ、なに?
私がPPPに憧れる切っ掛けである、写真や日記を見つけた時には、夢は叶っていた。
当の私は そのことに気付かず、必死にメンバー集めやアイドル活動に打ち込んだ。
PPPを脱退しそうになった私は、声を失い、夢の世界を
そして、声を取り戻し・・・」
マーゲイ
「なんだか『青い鳥』みたいですね」
博士
「物語は創ってて『たーのしー』方が良いですし、
読む方もギスギスした内容のモノより『たーのしー』物語を求めているはずなのです」
助手
「だからお前たちは『人鳥姫』をハッピーエンドにするのではないのですか?」
❗
そうだ… そうだった!
さすが博士たち。 『締めドコ』を心得ている。
しかもタイトルの回収まで・・・
プリンセス
「まさに『目から鱗』の考え方ね」
助手
「それを言うなら『目からタラコ』では?」
プリンセス
「なんで正しい言い回しをボケで潰すのよ?」 (*`Д´)っ))
せっかく上げた株が大暴落だ。
博士
「助手、それを言うなら『目からシラコ』ですよ」
プリンセス
「天丼!? しかも何をエラそうに間違った訂正をするのよ!?」 (*`Д´)っ))
『良い話』も台無しだった。
マーゲイ
「えーと、え~と...
じゃあトロッコで!」
プリンセス
「思い付かないなら無理にボケなくてもいいわよ!
って言うか、そもそも『目からトロッコ』が落ちるわけないでしょ!」 (*`Д´)っ))
せっかくの『良い雰囲気』が…
プリンセス
「もういいわ…」
マーゲイ
「プリンセス、さん…?」
呆れてモノが言えない、のではない。
主人公としてまとめに入るのだ。
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