「は!」
リカオン
「このセルリアン、何かおかしいと思いませんか?
キンシコウ
「確かに・・・変ですね。
私たちフレンズを襲うのは二の次で、別の何かを探してるように見えます。
まるでサンドスターよりも大事なものがあるような・・・」
ヒグマ
「そんなことはどうでもいい!
へしが完全に埋まる前に決着しないとマズいぞ」
キンシコウ
「でもへしが異様に硬いですし、部位破壊しても水が出るだけで、すぐ再生してしまいますし・・・」
リカオン
「サイキョー過ぎますよ…」
ヒグマ
「泣き言は聞かん!
ハンターの意地を見せろ!」
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そう言えば・・・
マーゲイにも聞きたいことはあったのだ。
プリンセス
「いつまで寝てるの? 起きなさい」
マーゲイ
「お、おはようございます!
ホントに声が戻ったんですねぇ。 良かったですぅ」
マーゲイは有能マネージャーの顔に戻ると、芸能界的挨拶と
今は、そんな場合ではない。
プリンセス
「マーゲイ、あなたもPPPのことを調べてて、初代は4人って言ってたわよね。
実は5人だったことってないの?」
マーゲイ
「私、実は前世の記憶を多少持ってまして、
ご先祖様が家宝を『としょかん』に寄贈している、ということまでは知っていたんです。
どんなお宝なのかまでは覚えてないんですけど…
マーゲイは眼鏡のつるを指で上げながら、待ってましたとばかりに語り出す。
マーゲイ
「そこで たまたまPPPのことを知りまして・・・
でも5人だったっていう資料は見たことありませんねぇ」
プリンセス
「じゃあ、これは?」
先ほどの写真を見せる。
マーゲイ ( ✧Д✧)キラーン!
「おほー↑! これはお宝写真んんーーー!!
これ、もらっていいんですか? もらってもいいですよね!?」
噛みつかれる? と思うほどの勢いで私の手から写真を奪い取ると、
しゃぶりつかんばかりに顔を近付けて、舐め回すように凝視している。
どうやら、あの日記はマーゲイ家のものだったらしい。
そのことは後で教えてあげるとして・・・
プリンセス
「どう思う?」
マーゲイ
「これは初代ですね。 PPPが楽器を使っていたのは、この時だけなので」
即答だった。
プリンセス
「だったら、なぜ私が? 5人で写っているのはどうして?」
マーゲイ
「それは…」
口ごもった。
博士
「それについては我々が答えましょう」
助手
「我々は賢いので」
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