ぱっかーん!
アドミー
(倒してしまいましたぞ?
まさか本当に作戦を
ところが、どんでん返しが待っていた。
ザバ――! 💦
ダイヤリアン水がフレンズたちを襲う。
アドミー
(ほぅら、言わんこっちゃありませんぞ?
さぁて、どうリカバーしますかな?)
マーゲイ
「フレンズが2人流されました。
プリンセスとジェーンが救出に向かっています。
あと…MINDの皆さんが行方不明でして・・・」
何故こうなることに思いが至らなかったのか・・・
自分の作戦には いつも落とし穴がある。
それとも策士策に溺れるとは、このことだろうか?
(溺れているのはフレンズさんたちの方だが)
『嫌邪の贈り物』の後書きが頭をよぎる。
事前に誰かに相談していたら、運命は変えられたのだろうか?
〇〇なら、〇〇だったら・・・
そんな『タラレバ』が浮かんでは消える。
自分の無力さに嫌気が差す。
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思考は負のループを始めていた。
瞳からハイライトが、
世界から色が失われていく・・・
そんな自覚症状があった。
アドミー
(なんですか? この打たれ弱さは・・・
所詮フレンズなんて、この程度…)
ツチノコ
「おい! まだ終わってねぇぞ!」
ツチノコさんの怒鳴る声で我に返る。
ツチノコ
「次の指示を早く寄越せ!」
思考停止に陥りかけていた叡智・・・は、まだ止まっていない。
ツチノコ
「自分のしでかしたことは最後まで見届けろ!
黙ってやり過ごそうなんて思ってんなら、オレが黙ってねぇからな!」
そうだ。 僕には、まだやり残したことがある。
ハイライトが戻り、セピア色だった世界が彩りを取り戻す。
僕はスケブに向かった。
アドミー
(・・・)
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