プリンセス
「じゃあ、行きましょうか」
ジェーン
「え? アナツバメさんが目覚めるまで待たないんですか?」
アナツ「う…」
ニワトリ「・・・」
プリンセス
「いいのよ。 この子と私は住む世界が違う。
私よりお似合いの子はきっと居るわよ」
ちらっとニワトリを見やる。
ジェーン
「そう、ですか…」
プリンセス
「ファンの子たちに無事な姿を見せてあげないと。
コウテイたちも きっと困ってるわよ?」
ジェーン「そうですね」
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アナツ
「・・・」
ニワトリ
「良かったんですか?
まだ追い掛ければ・・・」
アナツ
「もう終わったんだよ。
そしてプリンセスの中では始まってもいなかった・・・」
ニワトリ
「・・・」
なんと言って励ませばいいのか。 言葉が出なかった。
アナツ
「でも気付いたこともある。
僕はダイヤを配ることで、たくさんのフレンズの気を引いてきたけど、決して満たされることは無かった。
その意味を最初に考えさせてくれたのが、プリンセスだった」
ニワトリ
「・・・」
アナツ
「そして、ちゃんと気付かせてくれたのは、ニワトリ。 君だよ。
君が僕の「大切だと勘違いしていた価値観」を壊してくれたんだ」
ニワトリ
「!」
アナツ
「これからは『僕を見てくれる人』を大切にしたい。
だから・・・ 僕のパートナーになってくれませんか?」
ニワトリ
「・・・ はい!」
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