昼間と違って夕方の さばくちほーは冷える。
そんなバイパス入り口に私たちは降り立った。
ここまではhaquAのトラックに同乗させてもらった。
トンネル内は暗い。
ツチノコ 🔈
「はぐれないように全員、手を繋げ」
握ったアナツバメの手は緊張しているのか冷たかった。
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トラックに乗り込むとアナツバメが既に座っていた。
アナツ
「あ… トンネル内を案内させてもらいます。
よろしく・・・」
コウテイ
「どうしてアナツバメ君まで!?
haquAを巻き込むだけでも心苦しいのに」
コウテイがボスウォッチ越しに抗議する。
ツチノコ 🔈
「パークの危機を救うんだろ? 守るべき存在が一人増えたぐらいでガタガタ言うな」
アナツ
「暗闇を移動するのに僕のエコロケーションが役立つと思ってお手伝いを申し出ました。
お邪魔にはならないようにするので・・・」
2人から そう言われてはコウテイも、それ以上強く言えなかった。
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アナツバメ
「ここ、少し足場が悪いです。
「この先、少し右カーブになってます。
「段差があるので気を付けて・・・」
最期は段差というより階段(?)状になっていた・・・
アナツバメの案内は完璧で、全員無事に目的地に到着したようだ。
ツチノコ 🔈
「よし、そこで待機だ。 3分後にセルリアンを迎え撃つ」
コウテイ
「ここまでありがとう、君は逃げて」
アナツバメは軽く会釈をすると、黙って奥の暗闇に消えていった。
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