アルパカたちが淹れたお茶で、一定の落ち着きを取り戻したフレンズたちだったが、
雰囲気は依然として微妙なままで、会議が再開される様子もなかった。
博士と助手が戻っていないことにも誰も気付かない。
スナネコ
「サーバルは どう思ってるんですか?」
部屋の隅でゴロゴロしていたサーバルに、スナネコが声を掛ける。
そう言えば、先ほどの騒動でもサーバルは口を挟んでいなかった。
サーバル ~(⌒(´・ω・`)
「だってかばんちゃん、ちょっと待っててって・・・
一同「!」
部屋の空気が少し変わる。
フレンズたちは顔を見合わせた。
ポーン!
壁のモニターが音を立て、としょかんの様子が映し出される。
フレンズたちが一斉に、そちらに注意を向ける。
かばんの姿が映る。
横目でカメラの存在を確認すると、PPPのメンバーに気付かれないよう、
かばんは右手で「b」の形を作ってみせた。
その後にPPPの面々が続く・・・
サーバル
「だから私は、もうちょっと待ってみるよ」
部屋の雰囲気は完全に変わった。
とにかくかばんを待とう、何か考えがあるに違いない、という意見が大半だった。
ツチノコ
「手の平返すの早ぇな…」
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コウテイ
「なんでこんなところまで移動するんだ?
部屋なら他に幾つもあっただろう?」
かばん
「ここの方が説明しやすいんで」
辿り着いた先の扉には『staff only』と書いてある。
懐かしくもあり、お馴染みでもある部屋だった。
かばん
「どうぞ入ってください」
PPPの面々が入室すると、かばんは宣言した。
「これより、作戦名『PPPソニック』のブリーフィングを始めます!」
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