先ほど室内で火を使ったのに消火設備が働かなかったことといい、
施設の老朽化はアドミービーストの手にも余るほど深刻なのかもしれない。
そんな電球の切れかけた薄暗い廊下で、カバとダイアウルフは喋っていた。
ダイア
「なあ、カバ姐さん。
あんなヤツらは放っておいて、昔みたいに2人でセルリアンを倒そう。
私たちが組めばきっとダイヤリアンだって・・・」
カバはそれには答えず、
「部屋に戻りましょう。
『困難は群れで分け合う』ものよ?」
ダイア
「どうしてそんなことを言うんだ。
貴方は・・・ あの頃のカバ姐さんじゃないのか?」
カバ
「・・・」
ダイア
「もういい! 今更私が、
ダイアウルフは今度こそどこかへ行ってしまう。
博士
「いいのですか? 追いかけなくて」
助手
「話は聞いてしまったのです。 少しだけですが」
物陰から出てきたのは博士たちだった。
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