PPPとかばんが会議場を出ていくと、
オーロックス
「おい! どういうことだ!?」
オリックス
「ちょっとこれはヒドいんじゃないか?」
シロサイ
「納得できませんわ!」
フレンズたちが不満を口にした。
他のへいげん組も同様で、今にも追い掛けて行きそうな勢いだ。
博士
「お前たち、落ち着くのです」
助手
「ライオン、ヘラジカ、止めるのです」
ライオン
「でもなぁ、気持ちは分からんでもないしなぁ…」
ヘラジカ
「かばんにしては筋が通ってないな」
擁護の声は聞かれない。
ヒグマ
「・・・」
キンシコウ
「名誉挽回のチャンスも与えてもらえないなんて・・・」
リカオン
「キツいっすよ…」
マーゲイ
「どうして、どうしてこんなことに…」
タイリク
「議長としての務めまで放棄するのは、さすがに私も弁護できない」
議場には、ギスギスした空気が漂いだす。
博士
「我々の任命責任なのです」
助手
「申し開きもないのです」
タイリク
「そういうことを言ってるんじゃないんだ。
あとをどう取りまとめるかを・・・」
アライ
「だったら、アライさんが立候補するのだ」
フェネック
「いや~ それはさすがにヤメておいた方が~」
アミメ
「議長はヤギね!」
タイリク
「いや、そこは博士たちが・・・」
後半に行くにつれ、収拾が付かなくなってくる。
ツチノコはさっきからじっと手元を見ていた。
ダイア
「だからヒトなど信用するべきじゃなかったんだ。
それにペンギン風情に何が出来る?」
ナルカ
「きっと先輩方は自らを実験台にするつもりなんです」
マルカ
「それを元に私たちに後を託そうと・・・」
イッカク
「そんな!」
ドルカ
「いずれ君たちの力が・・・ってそういうこと?」
ランペ
「二度と歌えなくなるかもしれないことまで覚悟しているでしょう」
ロティ
「アイドル文化を守れ、ってそういうことなのか?」
ビーバー
「心配っすねぇ」
プレーリー
「なんとかタッケテあげたいであります」
ジャガー
「私はかばんもPPPも信じているが、どうしていいかまでは分からん」
コツメ
「たのしくやろーよー」
様々な意見が飛び交い、議場はたちまち紛糾した。
ダイア
「ふん! とても付いて行けない。
私は私で勝手にやらせてもらう」
そう言うとダイアウルフも出ていってしまう。
カバはそれを横目で見ていたが、やがて部屋を出て行った。
気まずい雰囲気が部屋全体を覆う。
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ツチノコ
「なぁアルパカ。 お茶を淹れてくれないか?」
流れを変えたのはツチノコだった。
アルパカ
「・・・そうだにぇ~
ハーブティーでも飲んだら気持ちも落ち着くよぉ~?」
同じく成り行きを見守っていたアルパカが、それに同調する。
博士「そうですね。 一度クールダウンするのです」
助手「我々も手伝うのです」
アドミ
「じゃあ備蓄品庫に案内するヨ。 給湯室も近くにあるヨ」
トキ「私たちも運ぶのを手伝うわ」
ショウジョウ「しょうがないわね」
会議は、ひとまず
マーゲイ
「ところでシェルターのモブフレさんたちは、どうしましょう…」
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