名無しのフレンズ
2019/01/26 (土) 22:25:16
aa340@31b0d
(昔のレスなのでツリーにせずに安価だけ)
>> 10
「絶滅はよくないこと」とされているたった1つの理由は「生態系は現状維持が最も妥当だと考えられるから」です。
生態系というのは"複雑系"です。要するにバタフライエフェクトが起こります。風が吹くと桶屋が儲かります。それが何を意味するかといえば「ある種が絶滅(ないしは激減/急増)することによって、人間にとって都合の良い環境が破壊される可能性が否定出来ない」ということです。
例えば蚊というのはどう考えても人間の役に立っているようには思えませんし、むしろ害虫と呼んで差し支えありません。しかしなぜ蚊を根絶やしにするべきではないかといえば、蚊の絶滅によって蚊に変わる新たな生物が栄え、より人間に害をなすことになる可能性を否定できないためです。
ある目的に基づいてなんらかの生物を排除した結果、別の生物による問題が発生したという例は過去にいくらもあります。現在までに起きたそのような問題の多くは、せいぜいが人間や家畜に僅かな死者をもたらす程度ですが、例えば全人類を危機にさらすマラリアのような重篤な疫病のキャリアである生物が繁殖する可能性がある以上、「現状維持が最も妥当」という結論を下すのは十分な説得力があるものと思います。
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