#11月7日(回想)
―ハンターチームー
ヒグマ
「なんだ? 改まって相談したいことって」
リカオン
「今まで黙ってて すみませんでした。
『月の瞳を持つけもの』の正体はタイリクオオカミさんなんです」
ヒグマ
「なんだと!?」
リカオン
「本当に申し訳ありません。
でもこれ以上、先生を追い詰めたくないんです」
キンシコウ
「ヒグマさん」
ヒグマ
「・・・ いや、よく正直に話してくれた。
そうだよな。 お前もイヌ科だもんな、正体に気付かないわけがない」
キンシコウ
「でも、どうします?
博士たちは大々的な捕獲作戦を計画しているそうですが…」
ヒグマ
「さっき依頼があった。 ハンターチームも参加しろ、と」
リカオン
「何ともならないんでしょうか?」
ヒグマ
「う~む。 下手に動くと博士たちの面子も潰しかねんしなぁ…」
キンシコウ
「博士たちを立てながら、ですか…
一か八かですが、コレを使ってみますか?
あとは成り行き任せになりますが・・・」
ヒグマ
「?
それは この間のハロウィンの時のケルベロス?」
リカオン
「コレを着てタイリク先生のフリをしろっていうんですか?
さすがにバレるんじゃ…」
ヒグマ
「その時は自業自得だろ」 くく…
リカオン
「うぅ…」
キンシコウ
「出来るだけフォローしますから」 ふふ…
リカオン
「もしかして これって罰げぇむ…?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
通報 ...