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文藝誌 ジャパリ文學(SS総合投稿スレ) / 311

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名無しのフレンズ 2018/08/14 (火) 15:56:23 c36f4@3652f >> 309

アライ
「・・・そうなのだ! そいつはニセモノに違いないのだ。 アライさんはアライさんだけなのだぁ!」

フェネ「まあまあ、落ち着いて~」

アリツ「ですけど、顔は確かにアライさんでしたし… そう言えば、おキレイな方でしたね」

アライ「アライさんだって毎朝ちゃんと顔を洗ってるし、身体も毎日ぴっかぴかなのだー!」

フェネ(意味を取り違えてるね~) 
「予約が2人だったのに、1人で来たんだよね~」

アリツ
「そういうことは時々あることなので… 増えると困りますけど。
 でもこちらから『ご予約のアライさまですね』って話しかけたら驚いているようだったので、
 その時にきちんと確認するべきでしたね。 すみません」

フェネ「さて、どうしようか~」

アリツ「! 思い出しました。 お部屋『のざらし』にご案内しますので、しばらくお待ち下さい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そう言うとアリツさんは、1階の倉庫のような場所に来た。
ガチャガチャ… ぎーーーーーぃ
アリツ「え~と、確かこの辺りに・・・」
ごそごそ…

フェネ「ずいぶん古そうな倉庫だね~」

アライさんは外で何やら している。「くんくん…」

アリツ
「建物自体が古いですから~。 あちこち建て付けが悪かったり、鍵が壊れてたりで…
 今度ビーバーさんとプレーリーさんに改修を頼もうかと・・・あ、ありました!」

そう言うと何か折り畳まれたモノを持って外にやってきた。
アリツ「じゃあ手伝ってもらえますか?」

アライ「楽しそうなのだー!」

アリツ「まずこの棒を立てて、次にこの布を・・・」

フェネ「は~いよっと」

アリツ「じゃ~ん! 『てんと』の完成です~」

フェネ「へ~ こんなのがあるんだ~」

アリツ「以前かばんさんたちが『きゃんぷ』をしてみたいとおっしゃって…」

フェネ「それって言いだしっぺは博士たちじゃ...」

アリツ「はい、博士&と助手さんもいらしてましたね。 皆でカレーを作って・・・楽しかったですよ?」

アライ「早速中に入ってみるのだ!」
ごそごそ
アライ「あ! 床が破けて地面が見えてるのだ!」

アリツ「あ~、それはサーバルさんが爪研ぎをしてしまって… 端っこなので大丈夫かと…」

アライ「アライさんは細かいことは気にしないのだ」

アリツ「ではこちらのお部屋でよろしいですか?」

アライ「アライさんはココでいいのだ」

フェネ「いつも野宿みたいなものだったからね~。 むしろ屋根と壁があるなんてセイタクだよ~」

アリツ(ほっ)「では、ごゆっくり~」

アライ「ほらフェネックも入るのだ」

フェネ「まだ寝るには早いよ~」

アライ「じゃあ荷物を置いて、ろっじの中を探検するのだ!」

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