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未確認なスーパーヒーロー 第7話
〈黄金の夜〉
(推定OP・Great Days)
〜7日後〜
スナネコ「また……行っちゃいましたか……」
窓を見上げる。
現在時刻、午前1時13分。
夜が来る。
[着地地点を確認。パラシュートを開きます]
ここ、ゴーストタウンにて、
[パラシュートを展開]
またの悪を確認。
ツチノコ「うおぉぉ!こえぇ!」
空に輝く、義手と義足の光。
空に浮かぶパラシュート。
またまた、天井をぶち破る気である。
右手から放たれたパラシュートは、水玉で可愛らしかった。
ツチノコ「ジドの野郎……こんなん乙女でもつけないわ……」
[着地地点との距離が近くなりました。ブーストを起動します]
それはつい2日前のこと、怪しい男を見かけ、尾けるとなんとセルリアンの商売屋だったらしい、どうせだからその取引のところで凸ってみたら……
と、いう計画になったわけ、
天井が崩れ落ちる。
大規模だったため電気が消え、あたりは暗闇に包まれた。
[暗視ゴーグル、リードします]
ツチノコ「いや、結構」
俺にピット器官がある。
俺はそれに頼り見える限りの人をボコボコにした。
殴るは蹴るわなんでもあり、男だろうと女だろうと構わずうめき声が響き渡った。
中には必死に俺にしがみつく奴もいたが、もちろん悪は悪だ。
こんなことやってるやつの戯言なんざ、聞く気は
さらさらない。
ツチノコ「無機物反応は?」
[3つの無機物反応をサーチしました。二つはケースの中に入れられてます]
ツチノコ「じゃあ、もう一つは?」
[コアを確認。背後にいます]
コア!!??
俺はとっさに後ろを見た。
(コアとは、へしの事である)
無数の触手が蠢きあっていた。
???「……なんのつもりだ…お前……!!」
シャ…シャベッタ-!!
[人型セルリアン、又はセルリアンを移植した人の可能性があります]
ツチノコ「なるほどな…まずい……これはまずい」
後ずさりながら、どう逃げるか考えていた。
???「逃すか!!」
触手が俺の方に伸びる。
俺はそれを避けるが、触手が地面に刺さり、それと同時に急接近してきた。
殴られる、飛ばされる。
奴が近づいて来る。
やばい、死んだ。
奴は飛ばされた逆方向に俺を蹴った。
又飛ばされ、倒れこむ。
すると、そいつが何か硬いものを投げてきた。
地面に落ちた音は軽いのか重いのかわからなかったが、何かまずいものということは察せれた。
???「全く、期待させといてすぐ負ける。もういい、今回はずらからせてもらう。」
ツチノコ「く……そうは……させない……!!」
必死に足掻くが無念。
奴は窓から飛び降り、
爆弾は爆破した。
[フック、起動]
???「な!?なぜ!?」
ツチノコ「ははは……考えが甘かったようだな……」
俺の腕には沢山の機能が付いている。
すなわち、その腕を伸ばすことだって可能。
いろんな意味でね。
俺の腕がワイヤーで伸ばされ、やつの服をつかんでいた。
その時にはもう、警察のヘリが到着していた。
ヘリ操縦士1「ツチノコ確認。謎の男も確認。」
ヘリ操縦士2「了解」
ヘリ操縦士1「待ってください……」
ヘリ操縦士2「ん?どうした」
ヘリ操縦士1「道路上に……!車椅子の一般市民が!!」
そう……それは……
スナネコ「待ってて下さい……!!ツチノコ!今行きますから!!」
第8話へ続く……
アンケートと募集の方が本日で、締め切りとされていただきます。
このままだと再々アンケートになってしまいます。
投票、お願いします!!
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