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未確認なスーパーヒーロー 第6話
〈未確認な夜〉
(推定OP・Great Days)
現在の時刻は11時、家に帰った。
俺はスナネコの部屋に入る。
ツチノコ「……なんだ…起きてたのか……」
スナネコはベットに横たわり空を見上げていた。
スナネコ「お?ツチノコですか…どうしたんですか?こんな夜に」
ツチノコ「いや…寝たのかなぁって思ってな…起きてたのか…早く寝ろよ」
俺は優しく言った。
スナネコ「…詰まらないですね…何かおしゃべりしましょうよ……本は飽きました」
暗くてよく見えなかったが、またまた大量の本が積まれていた。
ツチノコ「いや……早くn……」
スナネコの優しい笑顔が月の光に照らされて綺麗に輝いていた。
それはまるでサンドスターのように。
ツチノコ「……わかった。少しだけな」
俺は椅子に座りスナネコの方を見つめた。
それとともにスナネコも俺の方を見ていたが、それをやめ月を見た。
スナネコ「…さっきまで、どこに行ってたんですか?」
ツチノコ「ん?ああ、コンビニ行ってたんだよ、コンビニ、飲み物買いに行ってたんだよ」
スナネコ「じゃあ、このパトカーの軍団はなんですか?」
ツチノコ「は?なんでそんなもん気になんだよ」
スナネコ「あなた外に行ってたなら知ってるかなと、気になるじゃないですか」
ツチノコ「……裏町の奴らがなんかしたらしい、セルリアンの取引とか……そんな感じ」
スナネコ「へぇ、そうですか」
ツチノコ「って……飽きてんじゃねぇか……」
俺は呆れる。
スナネコは笑う。
スナネコ「そうだ!ツチノコ、オススメの本ってありますか?」
ツチノコ「あ?お前さっき本は飽きたって……」
スナネコ「ツチノコが読む本なら面白そうだなと思いまして!で?何ですか?」
俺はまだ10冊くらい入ってる本棚に手を伸ばした。
ツチノコ「読まれてないかぁ?……あ!あったあった」
それは古い本だった。
二人の少女が旅をする話。
俺が警察官になる前に読んでた本。
ツチノコ「これはな……」
スナネコ「いえ、大丈夫です」
ツチノコ「ああ?また飽きたのか?」
スナネコ「いえ……」
スナネコは本を取った。
スナネコ「ネタバレは最後まで読んでからです」
俺はそんなスナネコを見て、微笑を浮かべる。
ツチノコ「そうか……」
俺は立ち上がり、ドアへ向かう。
ツチノコ「夜も遅いし、さっさと寝ろよ」
俺がドアを開け、部屋を出てドアを閉めようとすると
スナネコ「わかりましたよ、ツチノコ。おやすみなさい」
ドアを閉める手を止め
ツチノコ「ああ、おやすみ」
ドアを閉めた。
もう少しなのに
第7話へ続く……
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