最終回>> 150
君への想い 後日談
コノハ「かばん、ちょっと……」
博士さんがこちらに手招きしてる。
あれから三週間くらいたった。
ぼくは疑問に思う。
あのときなにがあったかを、
よくよく考えてみたら、意味のわからないことばかりが連続で起こってた……
しかもあのときなにも不思議に思わなかったのが逆に不思議、
かばん「はい?なんでしょうか?」
博士さんが手招きする方向は更衣室
ぼくは更衣室に入った。
コノハ「この場所に行くのです。お前を呼んでる奴がいるのです」
かばん「ぼくを?て、ここ新聞社の屋上じゃないですか……こんなところ行けませんよ……」
コノハ「だったら、乗せてやるのです。かばん」
かばん「いやいや……乗せるって、それ犯罪じゃ……」
まぁ、そう言ったって博士さんは言うことを聞かないんですけどね。
細い路地で人目につかないよう慎重に僕らは行った。
ある程度人目がつかない場所に来るとぼくは、博士さんに捕まり、屋上まで送ってもらった。
屋上につくと、博士さんは仕事と言って帰って行く。
屋上を見渡すと、たしかに人がいる……というか……この人は……あのときの男!!!
男「やぁやぁ…ご無沙汰してるねぇ……ちゃんと、生きてるか?」
かばん「はい…おかげさまで……」
男はニヤリと笑い
男「軽く今回の要件なんだが…俺、あんたのこと気に入った!」
軽く一人称が変わる。
かばん「え!?……あ…あの……そういうのは……」
男「だから!今回は特別に俺のことを何個か教えてやる!それでもか?」
想像と違っていてだいぶ安心した。
男「気になってたろ?俺の正体……は……?」
かばん「ちょちょちょ!待ってください!」
男「ん?なんか聞きたいことでも?」
かばん「さ…先に聞きたいことがあって……」
男「よかろう!何でも聞いてくれ!!」
かばん「……サーバルちゃんって、どうやって……よ……蘇ったんですか……?」
それを聞いた男は笑った。
一人で高らかに笑っていた。
男「なーんだー!気になっちゃうかー!だから気にいるんだよ!!いいよ…教えてやるよ!」
かばん「え……は…はい」
男は一旦心を落ち着かせて、深呼吸をした。
そしてぼくの方を見て、
男「サンドスターだよ……」
かばん「サンドスター!!??何でそれはとうの昔に消えたんじゃ………」
男「あんたの強いサーバルへの想いにサンドスターが反応した。だから記憶が残ってたんだよ、ほら、ツチノコとか特にそうだ、伝説や強い想いにサンドスターが反応することもあるって、それだよ、あんたのサーバルへの想いは伝説級だったわけ」
かばん「じゃあなんで!?一度死んだ人が生き返ったのに誰も反応しないの!?」
男「それは《奇跡》さ、ただの奇跡」
奇跡……?
すごく曖昧
男「俺には輝きを守る使命がある。つまりあんたらフレンズのこと」
???
男「フレンズが絶望の淵に落ちると、それはフレンズじゃなくなり、見知らぬ存在から殺処分が決められる」
????
男「それは昔から、あんたらのご先祖やその周りにいたお偉いさんたちが逃れることのできないことだった」
…………
男「だからフレンズたちは今のように、仲良しこよしの平和主義になったわけ」
わかった気がする
男「絶望を希望に変えるため……」
彼の正体が
男「それが《守る》の意味、そして俺はそれを守る《奇跡》」
彼の正体は……!!
サンドスター「それが《サンドスター》だ」
とうの昔に消えたサンドスター。
それが無くてもフレンズが生きられた理由。
それは永遠の謎だった。
だが、それは今目の前にいる《奇跡》のおかげである。
サンドスター「俺がぜーんぶ整理整頓しといたおかげで誰もサーバルの死を忘れ、生きていることを平然と思ってるの」
かばん「そういうことだったんですね……」
サンドスター「だから、協力してほしい!」
かばん「え……?何にですか?」
サンドスター「とある依頼。」
依頼……ですか……
どんなことだろうか、少しぼくは怖かった。
サンドスター「近い未来のお話だ」
全ての最後へ続く……
皆さんも是非是非選挙の方へ参加してね!!
締め切りは6月15日まで!!
ツチノコを含めた神獣・UMA系のフレンズ化が、伏線に成っていたとは…。
良いですね、ワクワクします。
気付いたらぱずるごっこやってたので約束通り読んだ
思ったより文章はしっかりしていて、かつ読みやすかったです。
ただ最悪なのが男。ぶっちゃけこれとまと仮面でしょ。
正体を明かすまでは謎キャラの筈なのに、通俗的過ぎて謎キャラ感がまるでない。完全に作者の分身。
かばんの物語の筈なのに、その出しゃばりな男(サンドスター)が主役になってしまっている。途中から。
最後は出しゃばりなオリキャラがかばんに熱い感じで訴えかけて解決してしまうだけ。読者は置いてけぼり。圧倒的温度差。
そうじゃなくて、男が皆まで言ってしまうんじゃなくて、かばんとサーバルが2人だけで言葉をぶつけ合って、かばんに気付かせてほしかった。
サンドスターが万能だからって、擬人化した上に作者自身の言いたいことを仮託してしまうのはちょっと受け入れ難いかな。
設定自体はよく考えられていて面白かったです。それを男に喋らせるんじゃなくて、もう少し工夫していれば良作だったと思います。
あと、誤字には気を付けよう!