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文藝誌 ジャパリ文學(SS総合投稿スレ) / 119

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亡き人 2018/06/09 (土) 00:15:30 修正

前回>> 102

君への想い 第3話

(推定OP・なかよしマーチ)

最後の皿を洗い、ぼくは時計を見る。
時刻は11時、もう閉店の時間だ。

コノハ「もう閉店の時間なのです。かばん」

かばん「あ…そうですね」

コノハ「もうそろそろバイトのお前は帰るのです。あとは我々がやるのです」

助手さんとアルパカは厨房の片付けをしているため、その場には博士さんとぼくしかいなかった。

かばん「わかりました。じゃあそろそろ上がらせてもらいますね」

ぼくは皿を拭き、棚にしまう。
タオルも洗い、干しておいた。

コノハ「かばん」

かばん「はい?なんでしょうか?」

コノハ「サーバルのいない日々は寂しいのですか?」

博士さんは、机を拭いていたがその手を止め、真面目な顔でぼくに聞いた。
ぼくは、少し顔を下に向け、悩んだ。

かばん「寂しくないです。」

コノハ「!?……そうなのですか……気をつけて帰るのですよ」

ぼくは頷き、更衣室へ行き、着替え、荷物を持って外へ出た。

アルパカ「あれは相当悲しんでるにぇ……私たちも悲しいんだけどなぁ……」

コノハ「……はぁ…かばん……」

表町は、11時くらいになると、ほとんど人がいなくなる。
酒飲みもいないし、そもそも残業とかもする人もいない、つまり今日のぼくは結構な時間バイトをしていたわけである。

……あのとき、寂しくないとか言っちゃった……

ぼくは立ち止まった。

しかもいつもより長くやっちゃった……
サーバルちゃん……ごめん……
夕食……遅れて……

いや、これ以上はやめよう。

寂しくないとか言っちゃって……

いや、これ以上はやめよう。

ほんとは一緒に食事とかしたかったのに……

いや、これ以上はやめよう。

いつも一緒に居たかったのに……

いや、これ以上はやめよう。

ぼくは膝をついた。

いや、これ以上はやめよう。

激しい吐き気が襲う。

いや、これ以上はやめよう。

そしてぼくは言う。

かばん「これ以上は……これ以上は……やめよう……やめよう……やめなきゃ……やめなきゃ……やめて……やめて……お願い……します………」

ぼくは

かばん「やめて……」

サーバルちゃん

かばん「お願い……」

君を

かばん「ヤメロォォォ!!!!」




《望みはなんだ?》

声が聞こえた。
顔を上げて見る。
そこには男が立っていた。

男「望みを言え、なんだって叶えてやる。代償はない」

ぼくは嘔吐し、倒れた。

第4話へ続く……

ヤベー……やりすぎたか……不快になったら教えてください……
俺はかばんちゃん推しだからな!!

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    名無しのフレンズ 2018/06/09 (土) 01:44:53 99902@71308 >> 119

    ふむ…テーマが重そうですがどういう方向へ続くのか興味深いですね
    続きを楽しみにしています

  • 132
    たべないでください⁽˙³˙⁾◟( ˘•ω•˘ )◞⁽˙³˙⁾ 2018/06/10 (日) 09:15:45 >> 119

    話の雰囲気に対して推定OPが明るいです(笑)