ジェーン
「盗撮というのはマーゲイさんがそう言ってるだけで、
全然いかがわしいものじゃないんです」
イワビー
「練習風景の動画とか、楽屋でただダベってる所の写真とかな」
プリンセス
「マーゲイもやましい事をしてる訳じゃないし、私たちも嫌がってる訳じゃないから
堂々と撮ればいいじゃない、って言ったんだけどね」
ハシさん
「最初の盗撮騒ぎで事情聴取をした時は『隠し撮り』という言葉に興奮するんです、
ーと言っていたな…」
コウテイ
「少し分かる気がする・・・」 ゾクゾク…
フル畑
「あ〜 ハハ〜 そういうの『まぞ』って言うんですよね〜」 (^o^)—
サイ園寺
「こう言ってはなんですけど、
フル畑さんからそういう単語は聴きたくありませんでしたわ」 ドン引き…
シマ泉
「文字でちゃんと伝わってますかね…」
プリンセス
「そう言えば、温泉旅行に皆で行った時も
頑なに一緒に入ろうとしなかったじゃない?」
コウテイ
「私と比べられるのがイヤだと言ってたが…?」
ジェーン
「それは口実で、いつも言ってる『マネージャーはアイドルの3歩後ろを歩く』
的な遠慮をしてるんだと思ってました」
イワビー
「なんだそりゃ。
そうじゃなくて多分、オレたちの裸を見てられないからだと思うぜ」
プリンセス
「やっぱりそうよね。
あの後、私たちの浴衣がはだけそうになるたび目を背けてたもんね」
フル畑
「あ〜 ハハ〜 そういうの『うぶ』って言うんですよね〜」 (^o^)—
サイ園寺
「こう言ってはなんですけど、
フル畑さんが天丼ギャグをする姿は見たくありませんでしたわ」 ドン引き…
シマ泉
「読者の反応が気になりますね」
イワビー
「なあ、覚えてるか?
プラネットツアーズのカード・・・」
ジェーン
「あぁ、コウテイさんの衣装が透けてるんじゃないか、ってかなり話題になった?」
コウテイ
「思い出しただけで、またゾクゾクしてきた…」
フル畑
「まぞ…」
サイ園寺
「フル畑さん…」
イワビー
「ヘソは完全に透けてたよな。
マーゲイの奴、アレ見て鼻血吹きそうになってたろ?」
プリンセス
「あったわね。 やっぱり『肌の露出』に弱いのかしら?」
フル畑
「うぶ…」
シマ泉
「フル畑さん…」
脱線ギャグに見せかけて、事件解決のための重要なワードを忍び込ませています。
読者に違和感を覚えさせずに、どう溶け込ませるかを考えるのは大変ですが、
楽しくもあります。
こういうのも叙述トリックと言うのかな?
(密室を作るとか、アリバイを作るトリックを考えるのは苦手なので…)