真っ暗闇だった。
照明が消えた訳ではない感じだった。さっきまでの喧騒も聞こえない。
人の気配さえ消えてしまった。いや、係長・部下・部長ちゃん'sは居る。
暗闇の中で目の前(空中)に立体映像のキーボードと文字が浮かんでいる。
その仄かな光でなんとか、お互いの存在が確認できた。
「このまま終了しますか? YorN⇨Enter」とある。
その下のキーボードのYとN、そしてEnterキーが光っていた。
部下「どういうことですか?これは!」
部長ちゃん'sは頭が付いてこれないのか、何も喋れない。
係長はそれに答えず、YそしてEnterキーを押した。
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