キタキツネ「ふぅ…やっと全部並べた」
ギンギツネ「絵が描いてある紙がたくさんあるわね。これもげーむ?」
キタキツネ「うん。かるたっていうんだよ」
ギンギツネ「へぇ、どうやって遊ぶの?」
キタキツネ「並べたのとは別の、こっちの紙に書いてあるのを読んでそれに当てはまる絵を見つけるげーむ」ピラッ
ギンギツネ「え?あなたそれ読めるの?」
キタキツネ「読めない…だからそれっぽい感じで」
ギンギツネ「それっぽい感じってなによ…」
キタキツネ「いいから、位置についてギンギツネ」
ギンギツネ「わ、わかったわ…」シュタ
キタキツネ「えーと…”ぼくがお風呂入ってる絵”」
ギンギツネ「これね!」シュッ
ギンギツネ「見つけたら触ってるだけでいいの?」ピトッ
キタキツネ「…うん、多分そう、そのままで…次は"夜に博士と助手が飛んでいる絵"」
ギンギツネ「えっと……これかしら…」ピト
キタキツネ「じゃあ…”キリンがサーバルを指さしている絵”」
ギンギツネ「え、ええ!?両手はふさがってるわよ!?」
キタキツネ「足でもいいんだよ」
ギンギツネ「ぐ…これで…」グググ
キタキツネ「今度は”ギンギツネが雪に頭を突っ込もうとしている絵”」
ギンギツネ「ぁ…ぁんなところに……んぐ…態勢が…」ググググ
キタキツネ「次は…」
ギンギツネ「こ、これ本当に遊び方あってる!?」グググ
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キタキツネ「こっちが”ちこりーた”で…"わにのこ"、"ひのあらし"」
ギンギツネ「へぇ、どれもかわいいわね。じゃあ、わにのこにしようかしら」
キタキツネ「いいと思う。でも進化するとちょっとこわくなる」
ギンギツネ「え…ええ?進化してもこわくならないのは?」
キタキツネ「こっちのちこりーた」
ギンギツネ「あ、それならこの子を選ぶわ」
キタキツネ「じゃあぼくはひのあらし…」
ギンギツネ「このあとはどうすればいいの?」
キタキツネ「研究所をでるんだよ。でもその前にポケモンバトルしようよギンギツネ」
ギンギツネ「ええ…あまり戦いはしたくないんだけど…」
キタキツネ「でも冒険する中でたくさんバトルするから…」
ギンギツネ「まぁ、それもそうね。ええっと…バトルでどうやるの?」
キタキツネ「こうする。いけっ!ヒノアラシっ」シュッ
ヒノアラシ「ひのーっ!」シュタッ
ギンギツネ「え、あれ!?げーむじゃなかったの!?」
キタキツネ「はい、どろー4だよギンギツネ。そこからカードを4枚とって」
ギンギツネ「え、4枚も貰っちゃっていいの?」ススススッ
キタキツネ(これで僕はあと1枚…)
ギンギツネ「見てよキタキツネ!もうこんなにカードを集めたわよ!」
キタキツネ「…これ集めるげーむじゃないよ?」
ギンギツネ「ぇ…そうなの?どんなルールだっけ?」
キタキツネ「持ってるカードが全部なくなったら勝ち」スッ
ギンギツネ「えぇっ!?そうい"うの言った!?"」
キタキツネ「ぁ……」ススッ
ギンギツネ「あれ?なんで2枚とったの?」
キタキツネ「忘れてたから…」
ギンギツネ「???」
キタキツネ「ギンギツネっ、一旦後ろ下がって!それかガードして!」ポチポチ
ギンギツネ「え?えっ?!えと……後ろっ?がーど??」カチャカチャ
キタキツネ「スティックを左に倒してっ、ガードは下に倒す!」ポチポチ
ギンギツネ「ひ、ひだり…し」カチャッ
『ドゴオッ!』
キタキツネ「あ…」
ーKOー 【YOU LOSE】
ギンギツネ「……ど、どうなったの…?」
キタキツネ「これがでてきたら負けだったはず…」
ギンギツネ「………そっか…ごめんね、私もうやめるわね…」ズーン
キタキツネ「え、どうしたのギンギツネ?」
ギンギツネ「だって私…下手だから邪魔しちゃうじゃない…これじゃキタキツネが楽しくないでしょ…」
キタキツネ「楽しいよ?」
ギンギツネ「……へ…?楽しい…の?」
キタキツネ「うん。ギンギツネと一緒にげーむするの楽しい」
ギンギツネ「……」
キタキツネ「もう一回やろ?」
ギンギツネ「……分かったわ!」
キタキツネ「よし、今度こそ倒そう。スティックの操作は任せるね」
ギンギツネ「うん!あ、でも一旦お風呂にしない?」
キタキツネ「えー…じゃあ1人でやるぅ…」
ギンギツネ「ちょっとぉ!?」
キツネプレイング おわり