キタキツネ「ギンギツネ、げーむしよ」
ギンギツネ「げーむ……?私わからないわよ?」
キタキツネ「教えるから大丈夫…じゃあ簡単な"じゃんけん"から」
ギンギツネ「じゃ…じゃんけん??」
キタキツネ「うん。手の形だけで勝負するの。このグーとチョキとパーを覚えて」グーチョキパー
ギンギツネ「ええっと…これがグーで…チョキ…パー…」グー チョキ パー
キタキツネ「グーはチョキに強くて、チョキはパーに強くて、パーはグーに強いんだよ」
ギンギツネ「ややこしいわね…」
キタキツネ「やりながら覚えよっか…ぼくの真似をして」
ギンギツネ「わかったわ」
キタキツネ「いくよ…最初はグー」グー
ギンギツネ「えっと…グー」グー
キタキツネ「じゃんけん、ぽん」パー
ギンギツネ「えっ!?」
キタキツネ「どうしたの?」
ギンギツネ「それ"パー"じゃないの?"ぽん"ってなに?」
キタキツネ「掛け声だから…」
キタキツネ「じゃんけんは覚えたね。次はあっちむいてホイしよ」
ギンギツネ「あっちむいてホイ…?そんな名前のげーむなの?」
キタキツネ「うん。最初は普通にじゃんけんして、勝った方は指を上か下、左か右に向ける。負けた方は顔を上か下、左か右に向ける」
キタキツネ「負けたほうは、指と同じ方に向いたら負けだよ…」
ギンギツネ「……なんだか2回負けてない?」
キタキツネ「実際にやってみればわかるよ、最初はぐー…」グー
ギンギツネ「い、いきなりっ!?」グー
キタキツネ「じゃんけんぽん」パー
ギンギツネ「ぽんっ!」グー
キタキツネ「あっちむいて、ホイッ」↓
ギンギツネ「ッッ!」↑
キタキツネ「上だったか…上手くよけたね」
ギンギツネ「ま…まぁね…」↑
キタキツネ「じゃあもう一回、最初は…」
ギンギツネ「まって!これ見えないんだけど!?」↑
キタキツネ「もうこっち向いていいんだよ…」
ギンギツネ「なにこれ?」
キタキツネ「はんまーとぼうしだよ」
ギンギツネ「これを使うの?」
キタキツネ「そうだよ。じゃんけんして、負けた方の頭をはんまーで叩けば勝ちだよ」
ギンギツネ「ええ…それ痛くないかしら?」
キタキツネ「大丈夫、柔らかいから…」ピコピコッ
ギンギツネ「あ、本当ね」ピコ
ギンギツネ「ぼうしはなにに使うの?」
キタキツネ「これをかぶってはんまーで叩かれるのをふせぐ」カポッ
ギンギツネ「なるほど……(耳でうまくかぶれないわね…)」カポ
キタキツネ「じゃあやろっか……叩いてかぶってじゃんけんぽん」パー
ギンギツネ「ぽんっ!」グー
ギンギツネ(あっ、負けた!)シュバ
ピコッ
キタキツネ「……なんで自分の頭叩いたの?」
ギンギツネ「え?負けたほうを叩けば勝ちなんじゃ…」
キタキツネ「はい、この紐もって」スッ
ギンギツネ「この紐を…どうするの?」
キタキツネ「これでいろんなものを作るんだよ」
ギンギツネ「これで?どうやって…」
キタキツネ「たとえば……」モゾモゾ
キタキツネ「これは星」☆
ギンギツネ「わっ!手のなかに星が!」
キタキツネ「ほかには…」モゾモゾ
キタキツネ「箒」>-
ギンギツネ「へぇー!紐だけで色々できるのね!すごいわ!」
キタキツネ「そして…」モゾモゾ
キタキツネ「東京タワー」タワー
ギンギツネ「……とーきょーたわーってなに?」
キタキツネ「なんだろう…」
キタキツネ「こんどはオセロだよ。はい、ギンギツネの分」スッ
ギンギツネ「白と黒…なにかしら?」ジロジロ
キタキツネ「このげーむで使う駒だよ」
ギンギツネ「へー、これでどうやって遊ぶの?」
キタキツネ「まずは板の真ん中に黒2つ、白2つこうやって並べる」
○●
●○
キタキツネ「ボクが黒として…」コト
○●
●●●
キタキツネ「こんなふうに挟んで色をひっくり返していくの。最終的に色の多いほうが勝ちだよ」
ギンギツネ「なるほど…」
キタキツネ「ギンキツネは白だよ。やってみて」
ギンギツネ「じゃあ…ここかしら…」コト
○○○
●●●
キタキツネ「そうそう、そんなかんじ…このまま続ける」コト
●
●●○
●●●
ギンギツネ「ええ!?私の白一個しかないじゃない!」
キタキツネ「おちついてギンギツネ…ここにおけば2つ白になるよ」
ギンギツネ「え?でもそこ置くと文字がズレちゃうんじゃない?」
キタキツネ「実際に遊んでる設定だから…」
キタキツネ「今度は○×ゲームだよ。この中に○、×を書いて、一列揃えたほうの勝ち」
[ ][ ][ ]
[ ][ ][ ]
[ ][ ][ ]
ギンギツネ「一列って例えばこういうこと?」
[ ][○][ ]
[ ][○][ ]
[ ][○][ ]
キタキツネ「そうな感じ…斜めでも横でもいいよ」
ギンギツネ「これはなんだか簡単そうね!」
キタキツネ「さっきのオセロはこっちが最初だったから今度はギンギツネからやっていいよ」
ギンギツネ「ありがとう!なら……」カキカキ
[ ][○][ ]
[ ][ ][ ]
[ ][ ][ ]
キタキツネ「次はぼく…」カキカキ
[ ][○][ ]
[ ][×][ ]
[ ][ ][ ]
ギンギツネ「あっ…これ挟めば…!」カキカキ
[ ][○][ ]
[ ][○][ ]
[ ][○][ ]
ギンギツネ「そろった!私の勝ち?」キラキラ
キタキツネ「ぅ、ぅん…ギンギツネの勝ち…」
ギンギツネ「やったわ!」
ギンギツネ「わ…なにこれ…目とか口取れちゃってるじゃない…」
キタキツネ「これは福笑いだよ。この目や口を置いて顔をつくるげーむ」
ギンギツネ「え、それだけ?」
キタキツネ「それだけだけど、こうやって目を瞑ってやらなきゃいけない…」スッ…
ギンギツネ「ええっ、それじゃ何も見えないじゃない」
キタキツネ「そういうげーむだから、このままやるね…アドバイスとかしていいから…」モゾモゾ
ギンギツネ「あ、それなら…えっと、目はもうちょっと上よ」
キタキツネ(ここ…?)ペタ
ギンギツネ「もうひとつは…ちょっと角度変えて」
キタキツネ(こっち…)ペタ
ギンギツネ「口ね…あ、そのままそのまま!」
キタキツネ(こうかな…)ペタ
∧ ∧
● ●
∨ ∨
O
キタキツネ「……」
ギンギツネ「うまいじゃない!よく真夜中に来てた子よね。最近は見なくなったけど」
キタキツネ「なにそれ怖い……」
キタキツネ「こうゆうのもある…」スッ
ギンギツネ「変な形ね…これなんていうの?」
キタキツネ「けん玉だよ」
ギンギツネ「けんだま…?玉にはみえないけど…」ジロジロ
キタキツネ「玉はこの紐の先にくっついてる」スッ
ギンギツネ「あ、本当だわ。なんだかお得ね」
キタキツネ(お得…?)
ギンギツネ「これはどうやって遊ぶの?」
キタキツネ「これは、こうやって……ょ、…っ……んっ…」ヒョイ ヒョイ ヒョイッ
ギンギツネ「……」
キタキツネ「ふぅ……こんなふうに、ここの窪みに玉を入れるの…」
ギンギツネ「一回も入ってなかったけど…」
キタキツネ「けっこう難しかった…」
キタキツネ「………」コト…
ギンギツネ「あ、いた。こんなところに…」スタスタ
キタキツネ「…っ! ギンギツネ止まって…!」
ギンギツネ「んえっ!?」ピタッ
キタキツネ「………ふぅ…」コト…
ギンギツネ「…なにしてるの…?その床においてるのは…?」
キタキツネ「ドミノだよ…」スッ…
ギンギツネ「どみ、の?なによそれ…」
キタキツネ「たくさん並べて最後に倒すげーむ……」コト…
ギンギツネ「……えっ!?じゃあこの床に並んでるのって全部どみの!?」
キタキツネ「そうだよ……ギンギツネの近くにも置くから動かないでね…」コト…
ギンギツネ「ちょ、ちょっと…!これじゃあ私ずっと動けないじゃない…」
キタキツネ「もうすぐ全部置きおわるから…」コト…
ギンギツネ「あら…?今置いたとこ離れすぎてないかしら…届かないわよ?」
キタキツネ「大丈夫…ギンギツネなら届く…」
ギンギツネ「…ぇ?」
キタキツネ「そっちの足元のが当たったらちゃんと倒れてね…?」
ギンギツネ「で、できるかしら……」ドキドキ
キタキツネ「椅子は…そこにおいて」
ギンギツネ「よい、しょ…」ゴト
ギンギツネ「今度はこの椅子を使うの?」
キタキツネ「うん。椅子取りゲームだよ」
ギンギツネ「いすとりゲーム……これをとりあうの?」
キタキツネ「そうだよ。音楽を流しながら椅子を取り合うの…先に座ったほうの勝ち」
ギンギツネ「それならもう座っておけばいいんじゃない?」
キタキツネ「ダメだよ…音楽がなっている間は回ってなくちゃいけない…」
ギンギツネ「まわる…?なんなのそのルール…」
キタキツネ「気にいらない?ギンギツネは回るより踊る?」
ギンギツネ「お、踊らないわよ!」
キタキツネ「じゃあやろっか」
ギンギツネ「あれ?音楽は?」
キタキツネ「これを使う」ラジカセ
ギンギツネ「え…なによそれ?」
キタキツネ「忘れた…でもここを押すと音楽がながれるんだよ」ポチ
ラジカセ『テッテテ,テテテ,テテテテテ(ドン♪)』
キタキツネ「ほら、始まったよギンギツネ。踊らないと」
テーテー テーテーテー♪
テーテーテーテーテーテーテー♪
ギンギツネ「踊るんじゃなくて回るんでしょ!」クルクル
テーテー テーテーテー♪
テテテーテーテーテーテーテーテー♪
キタキツネ「……」
テーテー テーテーテー♪
テーテーテーテーテーテーテー♪
ギンギツネ「ぅ……目が回ってきたわ…」クルクル
テーテー テーテーテ♪
テテテーテーテーテーテーテーテー♪
キタキツネ「椅子の回りをグルグルするんだよ?」
テーテーテーテーテーテーテーテー
テーテーテーテーテーテーテー♪
ギンギツネ「早く言いなさぃよお!」
テーッテテッテテッテッテッテー♪
テッテレッテテッテテテテッテッテッテッテー♪
~♪
キタキツネ「……」グルグル
~♪
~♪
ギンギツネ「……」グルグル
~♪
~ ♪
ギンギツネ「……これいつ座れるの?」グルグル
~♪
~♪
キタキツネ「音楽が止まったら…」グルグル
~~♪
ギンギツネ「そう…」グルグル
~♪
ー♪
キタキツネ「……」グルグル
~♪~♪
ー♪
ギンギツネ「……」グルグル
~♪
キタキツネ「疲れた……」グルグル
♪
~♪
ギンギツネ「音楽止まらないわね…」グルグル
~♪
~♪
キタキツネ「ギンギツネ…音楽止めて…」グルグル
~♪
~♪
ギンギツネ「わかったわ…」ポチ
キタキツネ「っ!」シュタ
ギンギツネ「え?」
キタキツネ「ぼくの勝ち」
ギンギツネ「ちょっとお!?」
ギンギツネ「キタキツネ、お風呂入るわよ」
キタキツネ「まって…ワニ倒してから…」
ギンギツネ「またワケの分からないことを…ほら早…」チラッ
キタキツネ「……」ポコポコポコッ!
ワニ『イテッ』 ワニ『イテッ』
ワニ『イテッ』
ギンギツネ「えっ…なにしてるのそれ…?」
キタキツネ「ワニを倒してる…」ポコッ!ポコポコ!
ワニ『イテッ』 ワニ『イッ』ワニ『イテッ』
ギンギツネ「な、なんか可愛そうじゃない?痛がってるけど…」
キタキツネ「そういうげーむだもん…それにあっちから襲ってくるから仕方ない…」ポコポコポコポコッ!
ワワワワニ『イテ『テ『テ『テッ』』』』
ギンギツネ「あなたがイジめてるようにしか見えないわよ…」
キタキツネ「ふぅ…全部倒した…」
ギンギツネ「終わった?じゃあお風呂に…」
キタキツネ「はい、ギンギツネのばん」
ギンギツネ「へっ?ぃ、ぃゃ…私は…」
キタキツネ「始まるよ、これもって」スッ
ギンギツネ「ぇ、ええっ!?」パシッ
ワニ『…』ヒョコ ワニ『…』ヒョコ
ワニ『…』ヒョコ
ギンギツネ「ぅぅ……」ジーッ
キタキツネ「倒さないの?」
ギンギツネ「やっぱり叩いたら可愛そうよ…」
キタキツネ「でも倒さないとギンギツネ食べられちゃうよ…?」
ギンギツネ「このワニおもちゃでしょ?それなら食べられないわよ」
キタキツネ「このままだとボクも食べられちゃう……」
ギンギツネ「ッ!?それはダメよっ!」ポコポコポコポコポコ!
『『『イテテテテテッ!』』』
キタキツネ「……」ソロリ ソロリ
ギンギツネ「~♪」
キタキツネ「ぇい」バッ
ギンギツネ「ぅわあっ!?な、なに!?」
キタキツネ「だーれだ…?」
ギンギツネ「え、キタキツネでしょ…」
キタキツネ「あたり、じゃあ次のもんだい…」
ギンギツネ「2問目!?」
キタキツネ「ボスはボスでも強いボスがでてくるものってなーんだ…?」
ギンギツネ「つ、強い…ボス?…ボスに強いとか弱いとかあるの…?」
キタキツネ「うん。げーむだと色々なボスがでてくる…」
ギンギツネ「そうなんだ…やっぱりボスって働きものね」
キタキツネ「答え言っちゃったから次のなぞなぞね…」
ギンギツネ「…なぞなぞならもう目隠しはいいんじゃない?」
キタキツネ「……」カチャカチャ
ギンギツネ「キタキツネー、お風呂入るわよー」
キタキツネ「ううん…今日は大丈夫…」ピコピコ
ギンギツネ「なにが大丈夫なのよ……ほら、げーむやめなさい」
キタキツネ「やだぁ、もうちょっとお」
ギンギツネ「もー……ならこうしましょう。このジャパリコインを投げて、表ならお風呂、裏ならもうちょっとげーむしていいわ」キラン
キタキツネ「…わかった。まけないっ」
ギンギツネ「いくわよ…えいっ」チャリーン
ポトッ………
ギンギツネ「……」ジー
キタキツネ「……これどっち?」
ギンギツネ「そういえばどっちが表か裏かわからないわね…」
キタキツネ「じゃあこれが表か裏か、げーむで勝負して決めよ?」
ギンギツネ「わかったわ。負けないわよ!」
キタキツネ「ふぅ…やっと全部並べた」
ギンギツネ「絵が描いてある紙がたくさんあるわね。これもげーむ?」
キタキツネ「うん。かるたっていうんだよ」
ギンギツネ「へぇ、どうやって遊ぶの?」
キタキツネ「並べたのとは別の、こっちの紙に書いてあるのを読んでそれに当てはまる絵を見つけるげーむ」ピラッ
ギンギツネ「え?あなたそれ読めるの?」
キタキツネ「読めない…だからそれっぽい感じで」
ギンギツネ「それっぽい感じってなによ…」
キタキツネ「いいから、位置についてギンギツネ」
ギンギツネ「わ、わかったわ…」シュタ
キタキツネ「えーと…”ぼくがお風呂入ってる絵”」
ギンギツネ「これね!」シュッ
ギンギツネ「見つけたら触ってるだけでいいの?」ピトッ
キタキツネ「…うん、多分そう、そのままで…次は"夜に博士と助手が飛んでいる絵"」
ギンギツネ「えっと……これかしら…」ピト
キタキツネ「じゃあ…”キリンがサーバルを指さしている絵”」
ギンギツネ「え、ええ!?両手はふさがってるわよ!?」
キタキツネ「足でもいいんだよ」
ギンギツネ「ぐ…これで…」グググ
キタキツネ「今度は”ギンギツネが雪に頭を突っ込もうとしている絵”」
ギンギツネ「ぁ…ぁんなところに……んぐ…態勢が…」ググググ
キタキツネ「次は…」
ギンギツネ「こ、これ本当に遊び方あってる!?」グググ
http://kemonokaruta.com/karuta
キタキツネ「こっちが”ちこりーた”で…"わにのこ"、"ひのあらし"」
ギンギツネ「へぇ、どれもかわいいわね。じゃあ、わにのこにしようかしら」
キタキツネ「いいと思う。でも進化するとちょっとこわくなる」
ギンギツネ「え…ええ?進化してもこわくならないのは?」
キタキツネ「こっちのちこりーた」
ギンギツネ「あ、それならこの子を選ぶわ」
キタキツネ「じゃあぼくはひのあらし…」
ギンギツネ「このあとはどうすればいいの?」
キタキツネ「研究所をでるんだよ。でもその前にポケモンバトルしようよギンギツネ」
ギンギツネ「ええ…あまり戦いはしたくないんだけど…」
キタキツネ「でも冒険する中でたくさんバトルするから…」
ギンギツネ「まぁ、それもそうね。ええっと…バトルでどうやるの?」
キタキツネ「こうする。いけっ!ヒノアラシっ」シュッ
ヒノアラシ「ひのーっ!」シュタッ
ギンギツネ「え、あれ!?げーむじゃなかったの!?」
キタキツネ「はい、どろー4だよギンギツネ。そこからカードを4枚とって」
ギンギツネ「え、4枚も貰っちゃっていいの?」ススススッ
キタキツネ(これで僕はあと1枚…)
ギンギツネ「見てよキタキツネ!もうこんなにカードを集めたわよ!」
キタキツネ「…これ集めるげーむじゃないよ?」
ギンギツネ「ぇ…そうなの?どんなルールだっけ?」
キタキツネ「持ってるカードが全部なくなったら勝ち」スッ
ギンギツネ「えぇっ!?そうい"うの言った!?"」
キタキツネ「ぁ……」ススッ
ギンギツネ「あれ?なんで2枚とったの?」
キタキツネ「忘れてたから…」
ギンギツネ「???」
キタキツネ「ギンギツネっ、一旦後ろ下がって!それかガードして!」ポチポチ
ギンギツネ「え?えっ?!えと……後ろっ?がーど??」カチャカチャ
キタキツネ「スティックを左に倒してっ、ガードは下に倒す!」ポチポチ
ギンギツネ「ひ、ひだり…し」カチャッ
『ドゴオッ!』
キタキツネ「あ…」
ーKOー 【YOU LOSE】
ギンギツネ「……ど、どうなったの…?」
キタキツネ「これがでてきたら負けだったはず…」
ギンギツネ「………そっか…ごめんね、私もうやめるわね…」ズーン
キタキツネ「え、どうしたのギンギツネ?」
ギンギツネ「だって私…下手だから邪魔しちゃうじゃない…これじゃキタキツネが楽しくないでしょ…」
キタキツネ「楽しいよ?」
ギンギツネ「……へ…?楽しい…の?」
キタキツネ「うん。ギンギツネと一緒にげーむするの楽しい」
ギンギツネ「……」
キタキツネ「もう一回やろ?」
ギンギツネ「……分かったわ!」
キタキツネ「よし、今度こそ倒そう。スティックの操作は任せるね」
ギンギツネ「うん!あ、でも一旦お風呂にしない?」
キタキツネ「えー…じゃあ1人でやるぅ…」
ギンギツネ「ちょっとぉ!?」
キツネプレイング おわり
キタキツネ「疲れた…ギンギツネ、ふかふかだして…」ウトウト
ギンギツネ「ふかふかじゃなくて布団でしょ。ほら、もう準備してあるから寝なさい」
キタキツネ「ふわぁあ……うん…ありがとう…」モゾモゾ
ギンギツネ「明日は、起きたらちゃんとお風呂入るのよ?」
キタキツネ「うん……明日もげーむしようね……おやすみ…」ウトウト
ギンギツネ「おやすみ。……じゃなくてお風…」
キタキツネ「zzz……」
ギンギツネ「寝ちゃったわね……さて」プイッ
【ハンマー】 【ぼうし】
【紐】【オセロ】【紙】【鉛筆】
【目】【口】【けん玉】【ドミノ】
【椅子】【ラジカセ】【コイン】
【かるた】【ゲームボーイ】【UNO】
ギンギツネ「明日の為に片付けないと…」