「過剰」の意味に関して、一般的な意味用法に合致している意見と、合致してない独自の見解が入り混じっているのではないでしょうか。
辞書を読み、用例を検索していただくことができるならば、以下の文を読む必要はありません。如何せん引っ張ってくるものが多かったので少し長いです。
ひとつ「無駄に積まれていることを指して過剰と呼ぶ」について、木の「上げ過ぎてそれ以上上げても無駄な部分が出ている場合に使う言葉」というものに端を発する議論ですが、複数の辞書* * *をみても>> 822に指摘があるように「ある分量数量の基準を超えて多く余分にあること」がせいぜいであり「無駄」という記述はなく、「余分」の分が無駄というニュアンスも解説されていません。用例*をみると「余分」が「無駄」を示すような文も存在するものの、必ずしも「余分」が「無駄」という意味を指すわけではありません。わかりやすい例として「過剰債務」がありますが、この言葉から「無駄」というニュアンスは読み取れません。したがって、必ずしも「過剰」の「余分」の分は「無駄」というわけではないため「過剰に積んだら無駄」という文は(必ずしも重複表現とならず)成り立ちます。
とはいえ、その上で、この場においては「過剰」について余剰分が「無駄」を示すというローカルな用法の提案をすることも否定されるわけではありません。
ふたつ「チャージの積みすぎを指してチャージ過剰と呼ぶことには全く問題はありません」は確かにその通りで、>> 832にあるようなCT待ちの発生を考えると分かりやすいです。
みっつ「攻撃力「過剰」という表現」について。いろいろ雑ですが(ダメージ) = f(攻撃力)
を設定します。f'(攻撃力)>0
に限定したとき、f''(攻撃力)≥0
ならば「あればあるほどダメージ伸びる」といえますが、f''(攻撃力)<0
ならばダメージの伸びは飽和しますしある地点から伸びていないと判断することも妥当です。したがって仮に攻撃力の関数であるダメージが単調増加するとしても、過剰という状態が成り立ちえます。
端的にまとめれば「過剰」という言葉は必ずしも「無駄」のニュアンスを含まないということになります。木の「過剰」という言葉に対する「語弊」に端を発するツリーであり、語弊と言いながら語弊かましてくるのは勘弁して欲しいところです。
また別の議論である「ステータス振り分け時のバランスに関する」語彙としての「偏重」については確かにその通りなので特に言及することはありません。