連合王国
補助龍 6641dc4fb6
2024/12/16 (月) 07:22:45
エリザベス「帝国への訪問の件、とても良いアイディアだったわ」
シャーロット『サビーネ帝は17歳で帝国皇帝に即位した。19歳の時に即位したあなたよりも早い。色々と学べる事があったでしょう?』
「だけど…、内閣は陛下の来訪を見送ったらしい」
『仕方ないわ、…情勢を考えたら当然と言える』
……
『どうしたの?』
「…帝国軍が核を撃ったら?」
「内閣が外交を誤ったら?」
「新冷戦が終わったからといって核戦争の危険性が無くなったわけじゃないのよ?」
「…正しいとは思えない。君主として、…何もしないのは」
『それこそが正しい道よ』
「どうして?何もしてないのは君主としての仕事をしてないのと同じでしょう?」
『何もしないことほど難しい仕事はない』
『全力で臨まないと出来ないことなのよ』
『本来中立というのは人として不自然なこと』
『政治家や貴族たちはあなたに笑顔の同意または難色の表情を望む、けどそれをしてしまったらあなたは君主として意見を表明したこととなる。そうする権利はこの国の君主には与えられていない』
『…何もしないことよ』
『何も言わず、同意せず、笑わず……』
「感じず、息もせず、存在もせずー」
『えぇ、それが一番』
『何よりも今回の帝国がその大切さを証明している』
「……君主としてはわかるけど」
「私個人はどうなるの?」
・エリザベス2世
なりたてほかほかの連合王国女王。
・シャーロット・オブ・テック
国王であったアーサー1世の王妃、つまりエリザベス2世のおばあちゃん。
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