(天井の角から広角で店内を映しており、一つのテーブル席に男女が対面で座っているのが見える)
女性:肩は大丈夫?
男性:鎮痛を飲めば普通に動けるよ。たまに痛むけどね。
女性:あのね、話があるの。あなたの軍での経験が、心の傷になってるんじゃないかって。
男性:大丈夫だって、俺は何の問題もない。たまに酒を飲むけどコントロールできてる。
女性:でも、時々あなたは遠くを見てる。私が目の前にいても、どこか上の空。
男性:そりゃあ、あんなの忘れるこたぁできないさ。
女性:だからね、退役軍人のメンタルヘルスをやってるところに…
男性:だからいいんだって、俺は問題ないんだ。
女性:いいえ、あなたはすぐに
(男性がテーブルを叩き立ち上がる)
男性:大丈夫だって言ってるだろうが!クソッタレ、どいつもこいつも俺をおかしいと言いやがる!何だってんだ!
女性:落ち着いてよジョシュ、私はあなたの為に
男性:それが邪魔なんだ!俺は砂漠で人を殺して知らん顔で帰ってきて、ここで悠長に飯を食ってる。それだけだ!何も変わりはしない。何も変わらないんだよ!
男性:俺はただイラクに行って、帰ってきたんだ。何が…何が違うんだ。たった1年で皆んな俺を変な目で見やがって!
(店内の客が静かになり、男性に注目している)
男性:あぁ、くそ。そうかよ、お前らのために死にかけても、迷惑なのかよ。畜生。
女性:ジョシュ、待って!
(男性は足早に退店する)
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こんなの書いてる場合じゃないのに…()
面白かったですよ