いつものとうりシンクロ率などのテストを終え、実際に搭乗してのテストをすることとなった
コアに乗り、零号機を起動させる
「…ひさしぶりだな」操縦レバーの硬さは相変わらずのようだ
そんな感じで起動し、テストを行っていた時、突然警告音が流れ始めた
最初の時の暴走と同じだ…いや違う
「…なにこのメッセージ」
ディスプレイには、「ruin」と書かれたものが大量に出てきていた
周りが見えなくなった
零号機を制御できない!?
零号機はテスト場を破壊し始めた
「denger]この警告音…うるさい
零号機はまっすぐ試験を見学する場所に向かっていった
そこにはおばさんの姿もある
「…まずい」
稼働時間は…あと1分
零号機は頭を試験見学スペースに打ち付けていた
痛みがリンクしているため、耐え難い痛みが始まった
「…うっ」鈍い痛みが頭に走ってくる…
気絶しそうになりつつも、稼働時間を確認した
「…あと40秒」
見学スペースが徐々にへこんできていた
頭が打ち付けられるたびに気が遠くなっていった
「…あと20秒」なぜだろう、時間が長く感じられた
零号機は頭を打ち付けるのをやめ、ビームキャノンの発射体制に移っていた
「denger]
「…あと5秒」
ビームキャノンは発射寸前だ
「…あと2秒」頼むから止まってくれ…
その時、急にディスプレイが暗くなり、操縦席全体が暗くなった
「…終わった」
稼働時間が終わり、強制停止した
戦闘中には厄介な強制停止だったが、今回は強制停止がありがたいものだと感じた
コアが射出され、地面に落ちる音がした
ドアが開けられ、私は病室へと運ばれた
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