・カスティーヨ・カルテル
活動地域:ベリーズ
詳細:当時地主の家系に生まれたこともあり第二次世界大戦により利潤を得て、故郷の支配を広げていたホセ・パトリシオ・デ・カスティーヨにより1947年に創設されたカスティーヨ・カルテルは、残虐さと狡猾さ、そして何より冷静さを一度たりとも忘れたことがないカルテルだ。彼らは創設後すぐ自らの小作人らの借金を赦免した代わりに彼らの土地をより利益となりやすい麻薬の製造のため活かし、そしてその性質から幾たびも保安局を始めとする連合王国の組織から目をつけられてきたが彼らはそれに対し組織の権力構造の刷新と内部告発者の粛清を行いベリーズのゴッド・ファーザーと呼ばれることとなる。彼の孫であるアントニオ・ペドロ・デ・ラ・カスティーヨがリーダーとなった今、彼らはもう、止まらない。
・三曾会
活動地域:パナマ
詳細:三曾会の起源は福江となる。フレデリック・リーという成り上がりの香港人が立ち上げたこの組織は日本のヤクザやイタリアのマフィアなど様々な組織を参考に構成された。リーが楊煌明による指名のもと福江国の財務長官に就任すると、彼らは順調に拡大を続け遂に国外にまで影響を与えることとなる。運河の通行料で利潤を得ていたパナマ運河地帯に駐留する王立軍人らへの麻薬などの娯楽の販売や賭博の元締めなどを目的に同地に進出し、カスティーヨ・カルテルとの中立関係と連合王国との経済的依存の関係を築き上げた。彼らはこれからも存在し続けるだろう。フレデリック・リーが福江の席に座り続ける限り。
・ECI(English Condottiere International)
活動地域:ベリーズ、パナマ
詳細:1999年に勃発した第二次アイルランド独立戦争は、連合王国の支配下にあった各植民地に多大なる影響を与えた。もちろんそれはベリーズも例外ではなく、日常的に独立が叫ばれるような悲劇的な情景を見て当時連合王国臨時首相に就任していたジェレミー・スターティヴァンドはベリーズにおける反乱を阻止する為、新政党の一つであった国民党からの支援もあり弱体化していた王立軍に変わり「伝説の傭兵」エリック・ギャンボル3世と彼の率いるECIの傭兵たちを雇用することとなる。しかしこれはパンドラの箱を開けることを意味していた。当初力を伸ばしつつあったカスティーヨ・カルテルをはじめとする反政府組織の弱体化には役立っていたが2002年スターティヴァンドが経済再編法を議会に提出するとギャンボルらは自分たちの利潤の不安定さを憂い、一か八かの賭けに出る。連合王国の指揮から離れベリーズ西部にてクーデターを起こした。彼らの目的はたった一つだ。政府またはカルテルの味方につき利潤を得ることでも、自分たちの国を建てることでもない。それはただ単純に傭兵が傭兵らしく自分たちの自由と安定した市場を得るための行動の一つに過ぎないのだ。