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こうして彼らが着いたのは、かつて彼らが見た”古代都市”を正面から見れる広けた場所…
ダイバー1「SISは”散歩”に出かけているが我々は成すべきことを成す。始めるぞ、各員配置につけ。」
そう言って彼はある機械を置く…これはいわば座標を送信する装置だ。これにより、ポータル展開時に必要な座標計算による手間を一気に短縮することが出来る。そう…”時短テクニック”だ。
横一列に並び、隊列を組む武隊の後ろで紫色の光が揺らめき、それは形を取り始める…現れたのは黒曜石の外枠、そこには所々にシーランタンやレッドストーンランプがはめ込まれており、一定の光量を周囲にもたらす。
その外枠に沿って貼られた膜は紫色…不気味ながらも美しい色を発し、完全なゲートを作り出す。
ダイバー1「…よし、ポータルの展開が完了した。作戦をphase2に移行する」
エミリー「了解。我が軍の突入部隊に行動を開始させます」
作戦はphase2に移行した。基地内にあるポータルに入り、その中に出来た疑似的な空間の中で今か今かと待ち構えていたリバティニア・ファントム合同部隊が、出口のポータルが構築された時を見計らい突入する。ファントムの第三機動軍から選抜された突入部隊と同基地に待機していたリバティニアの機械化歩兵がポータル展開と同時に突入、ポータルを中心に戦線を構築し始める。中には…
ピグリン兵1「隊長さん!!今度はオイラも一緒に戦うベ!!」
DDD案件でダイバーズを輸送していた運転手であるピグリン兵も一緒に参戦していた。
ダイバー1「久しいな、あの時はホグリンのカツ丼を食えずじまいだったな…今日、ここで終わらせて一緒に食いに行こう。」
ピグリン兵1「….!!もちろんだべ!」
あの時の彼は仲間の半数を喪い、精神的に疲弊していた為、声を掛けられるような雰囲気では無かった。しかし彼は”約束”を覚えていてくれた…そのことが彼の身を案じていたピグリン兵にとっては何よりも嬉しいことであった。
ピグリン兵1「テンション上げて行くべ!隊長さん!」
ダイバーズ1「ああ、戦るからには最後の最後まで派手に行こう…まずは"始まりの鐘"を鳴らすぞ。」
彼の合図に従い、ポータルを最後列の中心として戦線を構築していた部隊の後方が動き出す。ファントムとリバティニア合同の砲兵部隊だ。ファントムは素早い展開を目的としており、砲兵部隊の装備は装輪系統の車両で固められている。
105mm榴弾砲と155mm榴弾砲が、地対地ミサイルがGPS誘導や入力された座標情報を元に照準を定める。
リバティニアの砲兵部隊も同じように砲撃準備に取り掛かる。
砲兵部隊隊長「全部隊射撃準備!!」
砲兵1「装填完了しました!」
砲兵2「照準良し!いつでも行けます!!」
砲兵部隊隊長「ブチかますぞ!射撃開始!!…てぇ!!!」
ファントムとリバティニアの砲兵部隊は連携して対象の各個撃破を行なう。
各砲兵装が火を吹き、爆音を轟かせながら破壊を解放した。放物線を描いた投射物は、火の雨となって古代都市に降り注ぎ、着弾した投射物が生じた爆炎と衝撃が都市全体を包み込む。
砲兵1「HQ及びCPへ、砲撃第一波投射完了!破壊状況を確認します!」
オペレーター1「突入部隊へ報告。目標地点への砲撃第一波が着弾しました。目標地点の確認をお願いします。」
ダイバー1「了解した。SIS、様子を見に行くぞ。他部隊は機器を使い遠距離から目標を確認しろ。」
「「「了解!!」」」
このピグリン兵戦死させようか迷う(鬼畜)
焼き豚丼()
お前が焼き豚丼になるんだよぉ!!()