↑1996年のAg-1991-1
発見∶1991年
被験者∶
能力∶擬態者、再生者
分類∶海洋種・擬態種・知性型
Ag-1991-1は、帝国にて最初に確認された純正のエーギルです。
なお、Ag-1991-1は形が定まらず何度か変形を繰り返しました。
2001年にフォルメンテラ海洋研究所の第33水槽から収容違反を起こしたと考えられていましたが、同研究所の医者(カッル・レポラを自称する。Ag-1991-1-1)は自分がAg-1991-1であると主張し、調査が行われた結果Ag-1991-1が人形に擬態でき、人語を理解し会話できることが明らかとなりました。
Ag-1991-1から得られた体細胞は、他の計画にて用いられエーギルの研究に貢献しています。その功績、帝国への忠誠からAg-1991-1はある程度の規定の下で研究所の出入りが許可されました。
追記∶2023年、マドリードにて異性体(エミリーを自称する)に接触が確認されました。規約違反のため以降、当面の間の研究所の自由な出入りを禁じます。
[no-data]
発見∶1991年
被験者∶削除済み
能力∶雷鳴者、再生者
分類∶陸上種・知性型?
備考∶半エーギル
Ag-1991-2は、旧皇帝権の特殊部隊に所属していたシナノを自称する、帝国において初めて確認された人形の半エーギルです。エーギル化の経緯については本人も覚えておらず、現状不明です。
骨格、臓器共に人間に準拠しており、人間のように普通に会話が可能です(Ag-1991-2はクロアチア語を話しました)
ですが、背中や足など12ヶ所に黒い結晶が発生しているなど差異もあるようです。
意思疎通が可能なこと、異常も見られないことから軍役などは許可されると共に、高い戦闘力を見込みエーギルの収容違反などへの対処を行う契約を締結しました。
追記1∶Ag-2006-19の収容違反発生時、右腕を失ったため、Ag-1991-3の体細胞を用いて再生が試みられました。結果、Ag-1991-2は一命をとりとめましたが、体に絶縁体、放電器官といった一部の海洋生物が持つ器官が生成されました。
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〈報告〉∶
「voz del mar」(mシグナル)は、時々大西洋及び地中海などから観測される5〜240秒に渡る電波信号を指す事象です。
Mシグナルの観測後、10〜1500秒の間にいずれかの個体が収容違反、暴走などの事象を必ずといっていいほどの確率で引き起こします。
Mシグナルは、1992年に初観測され、その後カナリア諸島のカナリア特別収容区(現在は廃棄)にて、Ag-1991-3の収容違反及び暴走が発生しました。ᚺᚨᚺᚨ ᚷᚨ ᚣᛟᚾᛞᛖᚱᚢ
研究者のガストル氏は、1996年までに観測された(削除済み)回のMシグナルを解析し、エーギル及び半エーギルの暴走はMシグナルに関係していると考察し、軍との協力の下でMシグナルの観測、危険事象への対応を進めています。
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〈追記〉∶
Ag-1991-1の収容違反の際にはMシグナルは観測されませんでした。