K-9000
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2018/01/28 (日) 15:59:58
ライガーはそういうと立ち上がり、旅を再開しようとした。
そのとき、何があったかダイアウルフが引き止めた。
ライガー「…なんだよ」
ダイアウルフ「これを持っていくんだな ライガーさん」
ダイアウルフは何かを手渡した。
当然、ライガーの反応は「なんだこれは」だった。
ダイアウルフ「つうしんき と言うらしい これを使えば持っているやつと会話ができるらしい」
ライガー「…これで連絡しろって訳か?」
ダイアウルフ「その通り ライガーさん理解が速いな」
そう言うと、お互い別の道を歩いていった。
ライガーは無心で歩いていた。
ただ、彼女は寒そうにもせずに歩いている。
道中セルリアンに出会うこともあったが、まるで道中の虫を踏み潰すかのように倒していた。
歩いている途中、前方から必死に走って来るフレンズが見えた。
こっちにやって来ては息を切らしていて、なにか喋るためか呼吸を整えようとしていた。
ライガー「…どうかしたか?」
ライガーはそう言った。
やってきたフレンズはようやく息を整えて、
ギンギツネ「私はギンギツネ。貴方に助けて欲しいことがあって走ってきたの…」
ライガー「と言うと…?」
ギンギツネ「私はおんせんのげんせんと言われる場所の点検のため一緒にキタキツネと来てたの。」
ライガー「よくある話なら、連れ去られたってところか?」
ギンギツネ「そう!セルリアンに連れ去られたの! セルリアンは向こうの方に行ってたの!」
ライガー「仕事ってのは来るものなのか…まあわかった。とりあえず、向こうにいるんだな?」
ギンギツネ「ええ。足でまといかもだけど、私もついていくわ」
聞き終えるとライガーは、少し気だるそうに、出発した。
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