「なるほど、そんな事が・・・まさかあの中にパークガイドさんが紛れ込んでいたなんて、全然気が付かなかったてワケ。」
どうやら二人もフレンズ達の中にパークガイドさんが紛れていたことに
気づいてなかったらしく、寝耳に水の話だったようだ
「色々言いたいことはあるけど、とりあえず便利な移動手段ができてよかったじゃん!・・・あれ?でもこのバイクどうするの?」
せっかく回収してきてくれたコヨーテのバイクだが、コヨーテは今の状態では
バイクの運転や走行中の振動は堪えるだろう
「コヨは・・・今はちょっと、乗れないね。・・・シマリスちゃん乗る?」
「え!?いやいや、僕はバイクはちょっと・・・前に転んだことがあって」
※シマリスは原付で事故を起こしたことがあるらしい(シマリスの雑談配信で言ってました)
シマリスはバイクのサイドスタンドを出してバイクを停車させた
「あ、じゃあウサコが乗りたい!乗ったことないけど乗ってみたいてワケー!」
「簡単、簡単。乗り方教えるよ。まずはイグニッションを回してエンジンを始動させるね」
シマリスはスタッフカーの後部座席に乗り込み、ウサコはパタパタとバイクに跨る
コウモリ生初の二輪車にテンションが上がるウサコ
イグニッションを回すと、バイクのヘッドライトが点灯した
エンジンスタートのボタンを押すと、キュルキュルという音とともにマフラーから排気ガスが放出し
エンジンは振動とともにドコドコという重い排気音を奏でる・・・
🏍🦇💨ドコドコドコドコ…
「わーかっこいいー!どう、似合うてワケ?( ̄ー ̄)ニヤリ」
「ウサコは毛皮が薄着だから走ったら寒そうでちな。あと振動で、ぺぇがこぼれ落ちそうでち」
「うーん、ウサコのイメージにはあんまりあわんかもしれんな。やっぱコヨちゃんのほうが似合うんちゃう、アメリカ!って感じで」
あまりウサコがバイクに跨る姿は評判がよくないようで、ウサコは少し不服そうだが
バイクを運転できるワクワクのほうが感情として勝っているのか目をキラキラさせていた
「クラッチを切ったら、ギアーを入れてスロットルを回すね。そうすると走りだすよ」
ウサコは恐る恐るクラッチを離してバイクを発進させる・・・
「わー走ってる!みてみてー!ウサコがバイクに乗ってる姿見てー!」
今にも転倒しそうなくらいよろよろと低速で走りだすウサコのバイク
その後ろ姿はお世辞にもかっこいいとは言い難かった
「アハハハハハ!めちゃくちゃへっぴり腰じゃん!」
「あんなへにょへにょな運転でちゃんと走れるんでちかね・・・まあいいや、ジョフ達も行くでち」
ジョフは車のギアーをドライブに入れ、ふらふら走るウサコのバイクの
後ろをついて走りだすのだった