らっきーびーすと「じゃあ確認しますぞ 目的地は蛇派璃奉行所でござるな?」
かばん「左様!某が何の動物なのか、調べたいのでござる!」
さーばる「拙者は付き添いでござる!」
らっきーびーすと「委細承知。では奉行所までの道筋を検索しますぞ」
2人「「おお~!」」
らっきーびーすと「蛇派璃奉行所は 森林藩にありますぞ 途中三つの藩を通るでござる。
しかして、非常に距離がある故に徒歩での移動はおすすめ出来かねる。御輿に乗って移動しましょうぞ。
ここから一番近いのは、あんいん橋の側でござるな。」
かばん「御輿?」
さーばる「御輿って何でござるか?」
らっきーびーすと「御輿は乗り物の一種でござる。蛇派璃御輿なら広い国を回るのも他愛のない事でござるぞ」
2人「「ほぉ~!」」
らっきーびーすと「御輿の近くまでは 密林を歩く見学路がおすすめでござるぞ。それでよろしゅうござるな?」
かばん「御意!」
さーばる「承知!」
らっきーびーすと「それじゃあ 案内を開始いたすぞ。案内時間は、1刻(2時間)ほどでござる」
2人「「おー!」」
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かばん「おぉ…さばんなとは…だいぶ違うのでするな…」
らっきーびーすと「じゃんぐる藩は 熱帯雨林気候になっておるぞ 動物の数もとても多いのだ」
さーばる「いろんな音が聞こえまするぞー! 此度もふれんずと会えるかもしれませぬな!
むっ!おっ!見つけましたぞ!あそこ!ほれ、木の上じゃ!」
かばん「藪猫殿と似ておりますな!」
らっきーびーすと「あれは豹猫(おせろっと)殿でござるな 藪猫(さーばるきゃっと)と同じ猫科なのでござる
夜行性ゆえ、日中は木の上や茂みで休むという。木登りも上手なのだ」
かばん「はぁ~」
さーばる「よいのう!某も昼寝しとうござる!」
らっきーびーすと「彼方(あちら)にも何かおるな。马来貘(まれーばく)殿でござる。
白黒の模様が特徴的であるぞ。夜は白いところが目立って
輪郭が曖昧になる故 見つかりにくくなるのだ」
さーばる「摩訶不思議な模様であるのう!」
かばん「斯様なふれんずがおるのですなぁ…」
ふぉっさ「よっ!」
かばん&さーばる「あっ!」
ふぉっさ「む?見かけぬ顔!あっ、お主はもしかして、藪猫のさーばる殿?」
さーばる「某のことを知っておるのか?」
ふぉっさ「ふふっ!何せ、有名でござるからな!あれであろう?さばんな藩の、すっとこどっこい!」
さーばる「うにゃー!然様な事はござらぬぞ!」
ふぉっさ「拙者は馬島長尾狸貓(ふぉっさ)!このあたりに暮らしておるが、さばんな藩もたまに伺うぞ!」
かばん「おお~!」
ふぉっさ「ふふ、見事な尻尾でござろうー?…この御仁は?」
さーばる「華伴殿でござる!何の動物か分からぬ故、奉行所に参るのでござる!」
ふぉっさ「ほぉー!遠くまでご苦労な事じゃ!気をつけて参るのじゃぞ!」
さーばる「かたじけない!」
かばん「ありがとうございまする!」