けものフレンズ怪談:ラッキーグミ
ジャパリパークの夜の帳が下り、静寂が訪れた頃。探検隊のテントでは、パフィンちゃんが奇妙な光を放っていた。
興奮気味に話すパフィンちゃんによると、なんと幻のグミ「セルリアングミ」を発見したというのだ。そのグミは、見たこともないほど美しい光沢を放ち、甘い香りが辺りに漂っていた。
半信半疑ながらも、他のフレンズたちもセルリアングミを口にする。すると、今まで味わったことのないような至福の味わいが口いっぱいに広がった。
しかし、その美味しさの裏には恐ろしい秘密が隠されていた。セルリアングミを食べ終えたフレンズたちは、次々と奇妙な姿に変貌し始めたのだ。
サーバルは模様が消え、アライさんは尻尾が二股に分かれ、アミメキリンは首が短くなってしまった。そして、パフィンちゃんは...なんと、セルリアングミそのもののような姿になってしまったのだ。
パフィンちゃんは、もはや自我を失い、他のフレンズたちを襲い始めた。襲われたフレンズたちも、次々とセルリアングミに変貌していく。
絶望に包まれたテントの中で、ただ一人正気を保っていたのは、常に冷静なラッキーだった。ラッキーは、なんとかパフィンちゃんを鎮め、セルリアングミを分析した。
セルリアングミは、かつてパークに生息していた幻のセルリアンから作られた禁断の食べ物だったのだ。その甘美な味は、フレンズたちの本能を狂わせ、セルリアンへと変貌させてしまう力を持っていた。
ラッキーは、最後の力を振り絞って逃げ出し、パフィンちゃんたちを元に戻す方法を探し始めた。
果たして、ラッキーはパフィンちゃんたちを救うことができるのか?そして、セルリアングミの恐るべき秘密とは?
つづ...かない…
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