ストーリー的に情報量を詰め込み過ぎな感は否めないものの、おおむね楽しめた
そんな中、僕が唯一 引っ掛かったのはソリ作り。
あの短時間で、釘や加工技術も無しに十分な強度のものを組み立てられるとは思えず、
正直「そうはならんやろ!」と思いました。(事実、そういうツッコミもありました)
当時は、「なっとるやろがい」という返しが成立するほど たつき監督が
脚そ考ならぬ「脚な考(脚本の人のことだからなにか考えがあるに違いない)」と
思ってもらえるだけの信頼をすでに勝ち取っていたので、
上記のような異見は粗探しの部類になってしまうかもしれませんが・・・
<ソリという概念>
・Aパートでボスから「かまくら」の話と一緒に積雪下での移動手段としてのソリの話も聞いていた。
・としょかんで火の熾し方を調べている時に、たまたま そういった情報も仕入れていた。
ソリを使って逃げる、というアイデアに関しては このどちらかでなんとか説明できそうです。
<ソリの組み立て>
・ビーバーたちの家作りを手伝っていたおかげで木材加工もマスターしていた。
こちらに関しては、これくらいしか思いつきません。
うーん、強引w
しかし思えば、この物語では かなりの力技が随所に見受けられます。
1話での紙飛行機や、2話の橋作りからのサーバルジャンプ運搬をどう思い付いたか、
などです。
この回では初めて「ミライさん」の名前が出てきます。
これには重要な意味があると考えられます。
そこで「ヒトだったころの記憶が下りてきた」というのは、どうでしょう?
ミライさんなら紙飛行機を作って飛ばしたことくらいあるでしょうし、
橋やかまくら、ソリなども見たことはあるでしょう。(作り方まで知っているかは定かではありませんが…)
まさに強くて(?)ニューゲームです。
フレンズ化により元動物よりパワーアップすることを考えると、
ヒトの能力を超えた叡智を発揮する、というのはあり得ない話ではありません。
ーということにしておこう・・・
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他にも、さばんな生まれで肩出しファッションのサーバルが震え、ボスが凍り付くほどの寒さの中、
半袖のかばんが ちょっと寒さを覚える程度、というのはいくらヒトが寒さに強い種だとしても奇異に映ります。
これも「かばんがヒトのフレンズである」ことの小出し情報だったのではないでしょうか。
ーと好き勝手に考察してみましたが、
何が正解かは今となっては分かりませんし、もしかすると「脚本の穴」の可能性もあります。
ーが、こうやって余白を考察で埋めてもらえるのは、監督が作品や視聴者と真摯に向き合い作ったから、
なのでしょうね。
パッと見、ぐうたらなキタキツネ&保護者然としたギンギツネ、と言った感じですが、
実質は、キタキツネがイニシアチブを持ち、ギンギツネも彼女の超感覚に頼っている節があります。
(かまくらに人の気配があること、分離機に違和感があることを予見)
ここでも一方的な依存関係ではなく、互いに補い合っているというのが良いですね。
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日清コラボ「さくさく」
観たかったなぁ・・・