【なぜ「すっごーい!」が、1期の代名詞となったのか?】
まず、
1、トリノコ以外の「
2、しかもソレが大型セルリアンの気を引き、倒す切っ掛けになったから、でしょう。
3、後に「作った」ことにも驚いています。
サーバルは「フレンズ(自分)」に出来ないことを、かばん がした。→すっごーい!と感心しただけなのです。
ところが視聴者視点では、
大型セルリアンこそ強そうですが、サーバルの身体能力の方が凄く見えるし、
紙飛行機の存在自体も、作ることも大したことではありません。
なのにサーバルの「すっごーい!」に共感出来てしまいます。
なぜでしょう?
1、この緊迫した場面でよく紙飛行機を作って投げることを思い付いたな!(僕なら思い付かない…)
2、あんな強そうなセルリアンを倒した!
3、フレンズ(動物)にない「道具を作り出す」能力(投擲能力も)
多くの人が忘れていた「人間の強み」の再認識=サーバルとの共感に繋がったのでは?と思われます。
でもちょっと待って下さい。
普通ならとても思い付かないであろう紙飛行機なのに、
なぜ「出来すぎ」「ご都合主義」という批判にならなかったのでしょう?
1、紙飛行機の素材は、「パークの地図」を手に入れているので違和感はありません。
2、セルリアンの石が背中にあるので横or後ろを向かせる必要があるのも、ここまでに説明があります。
<ここから描写のみ>
3、最初の小セルリアンが、サーバルの声に反応するのではなく、逃げるかばんを追い掛けたり、
サーバルが反復横跳びするたびにゲートセルリアンが体ごとそちらを向いている。
→気を引くためには音ではなく動くものが必要だが、動き続ける必要もあります。
→ゆっくり飛び続ける紙飛行機でなければいけないことに説得力が出ます。
→かばんの「観察力と機転力」の補強と、2話以降「叡智」を発揮することにも繋がります。
しっかり描写を積み上げてるから、掘り下げられても大丈夫。
それどころか「脚本の人、そこまで考えてるんだね!」という好評価に繋がるのです。
紙飛行機=「ミライが乗ってきた飛行機」を、ぼんやりと思い出したのかもしれません。
あんなに大きなセルリアンはサーバルは倒したことがない、
どころか勝算は無かった(ゼンゼヨワイー)と思われます。
なのに飛び出して行ったのは、単に「食べられたフレンズ」を助けたかった(聖イワレルモ)のでしょうが、
これまでもよくある(サバンナのトラブルメーカー)ことなのでしょう。
それでも無事だったのは、カバやフォッサのような強いフレンズに助けられてきたからだと思われます。
→他人の強い所を見つけられ、素直に褒める(すっごーい!)ことが出来るのでしょう。
本来なら自分が気を引いている間に かばんを通すという方法もあったはずですが、
そんなことには頭が回らず、ほったらかしにしています。(ドジー)
もしかすると、良いところ(自慢のツメでやっつけちゃうよ)を見せたかったのかもしれません。
倒した後、黙りこくって戻って来たのは、それらに気付いて自分を責めていた、のもあったかもしれませんね。