バイクは獣道に入って地面がさらにでこぼこになった。それでも那智はアクセルを回して急いだ。
サーバル「ねぇ.」
那智「んー?」
サーバル「もし私達が居なくなっても···那智は忘れない?」
那智「ああ。忘れないさ!お前らは俺の友達でもありフレンズでもあるからな!絶対忘れないさ!」
サーバル「那智····ありがとう····大好き···♪」
那智「何て言った?」
サーバル「ありがとうって♪」
那智「ああ!お.街が見えてきたぞ!」
バイクはオフロード道になっている坂を下った。もう西区はすでに近づいている。街の灯りが綺麗に輝いてる。約1分で坂を下って舗装道に出た。
ドッシャーン!遠くの方でなにか爆発する音が聞こえた。
サーバル「なになに??」
那智「あっちのほうからだな。」
那智は右に曲がって音のした所へ向かった。そこは大きな4車線道で左右にはビル建っていた。道路には数台の放置された民間車両やパーク車両が放置されている。
バイクから降りた那智は辺りを見回した。
「よく来たなこの汚物目が。」
声がした方向を見るとエクストラセーバルがビルの屋上に立っていた。そこからジャンプしてきて放置されていた日産セドリックタクシーをクッションがわりにして降りてきた。
那智「エクストラセーバル!お前はもう終わりだ!覚悟しろ!」
エクストラセーバル「僕はもう終わりだってw?フハハハァw··立場を考えて言うべきだな人間。どうせお前にはこの僕に勝てない。お前は切り刻まれて楽に眠る方法しかないんだよ!」
那智「いや····勝てる方法はあるさ!(大声)ここに居る友達がそうだ!」
サーバル「ミャァァア!!(威嚇)」
エクストラセーバル「それで勝てると思ってるのw?お前達は馬●なのかww?」
「いや.馬●でもそれでいい···!」
エクストラセーバル「き.貴様··!」
カラカル「どうやら効果の時間切れみたいだわねエクストラセーバル。私が目をさましたからには借りは返してもらうわ。(野生解放モード)」
サーバル「カラカルー!!よかったー!!」
那智「さて.エクストラセーバル···どうするw?」
エクストラセーバル「····フw」
ガシッ!
カラカル「ひぁ?!な.なにをするの!···く.苦しい!」
エクストラセーバルは後ろに居たカラカルの首本を掴んだ。
エクストラセーバル「すぐに楽にしてやるよw!じゃあな!カ.ラ.カ.ルw!!」
カラカル「キャァーー!!」
ボコーン!!パリン!プップップップ!!
カラカルは投げられて停まっていたシボレーサバーバンに打ち付けられた。サバーバンの左側は大きく大破し.その衝撃で盗難防止装置がなった。カラカルの体からは地が出てきて地面は赤く染まった。
サーバルはカラカルの側に急いでやって来た。
サーバル「カ.···カラカル!!ねぇ!カラカル!返事してよ····!!」
カラカル「サ···サーバル····ごめん···ね···(涙)」
最後の力を振り絞ってカラカルは息を引きとった。
サーバル「カラカル!カラカル!···ウウウ···(涙)」
エクストラセーバル「ヒャハハハハw!!真だ真だーw!!やっぱり絶望を見ていると面白いもんだなーww!!」
那智「このバケモノ目が···!」
サーバル「許さない····ユルサナイ!!」
那智「サーバル!落ちつけって!!今戦ったらお前までも犠牲になる!!」
サーバル「倒す!絶対倒す!!カラカルのかたき取る!!(野生解放モード)」
エクストラセーバル「ほぅ··おもしれぇじゃねぇか。····来いよ。」
サーバル「みやぁぁぁあ!」
爪を尖らせてジャンプをした。そしてエクストラセーバルにまっ逆さまに狙いをつけた。
エクストラセーバル「それでヤれると思っているのかw?甘いな。」
エクストラセーバルは落ちてきたサーバルの爪を掴んだ。
サーバル「ええ?!野生解放が効かない!!」
エクストラセーバル「よいしょっと!!」
次にサーバルの腕を掴んで投げた。
サーバル「みやぁぁあ!!」
那智「サーバルゥ!!!」
パリン!サーバル吹っ飛ばされてそのまま銀行の出口に向かって自動ドアのガラスを割ってその場で倒れこんだ。
サーバル「う!····くっ!····足が動かない···!」
エクストラセーバルはサーバルに近づいて行った。そしてサーバルの腕を掴んで持ち上げた。
サーバル「くぁ!痛い痛い!!」
エクストラセーバル「フフフw···生意気なネコ目がw···でもこれでお前も終わりだw。お前が真だ後はあの飼い主だけだw····安心しろ··飼い主もそっちにすぐ送ってやるからよ···w。」
サーバル「くぅ!!」
エクストラセーバル「じゃあな.サーバル···w」
エクストラセーバルは尖らせた爪をサーバルに刺そうとした。
その時
「エクストラセーバル!遂に見つけたぞ!」
エクストラセーバル「はぁー?」
入り口にはエクストラサーバルと他の自衛隊隊員が立っていた。
エクストラセーバル「な.なんだよお前ら?!」
エクストラサーバル「私はエクストラサーバル。セルリアンハンターの者だ。」
エクストラセーバル「セルリアンハンター···?!な.なんなんだそれは?!」
エクストラサーバル「お前が知るまでもない。よりによってお前を無差別札人とパーク内を危険にさらした罪として駆除する!!」
エクストラセーバル「ちょ?!ま.待ってくれ!!」
エクストラサーバル「待つ事はない。」
エクストラサーバルはエクストラセーバルの服を剥ぎ取って素早く背中に付いている石を壊した。
パッカーン!!エクストラセーバルは粉々になって消滅した。