木々を少し歩くと田宮兄弟が歩いた廃道が見えた。
那智「見ろ.靴の跡が残ってる。しかもまだ新しそうだ。」
早希「もしかしたらまだ近くに居るのかしら?だとしたら早く見つけださないと。」
那智「そう言えばこの先に行くとなにがあるんだったけ?」
早希「旧ガイドセンターの廃墟だわ。あそこは原生林におおわれているからもし最悪エクストラセーバルが現れたとしても逃げ隠れするには廃墟や廃車に身を隠さないといけなくなるわね···。」
那智「廃車もあるのか?」
早希「閉園当時から放置されているみたいたけど多分当時の従業員か観光客の車かもしれない。私にも詳しい事は分からないけど多分駐車場だったんじゃないかな。」
那智「なるほど。つまり当時の遺物か···。」
それから数分後。ガイドセンター跡前についた。廃墟の入り口に入ろうとした時.建物の裏側から車のエンジン音聞こえて徐々にその音は小さくなっていった。
早希「今の聞こえた?」
那智「ああ。車の音だな。ちょっと古めかしい感じだ。とりあえず建物の裏に降りてみよう。」
那智は建物の裏に行こうとちょっとした下り坂になっている自然道を降りていき建物の裏に出た。シャッターがあったが真ん中が破壊されており中に入れた。
那智「地下はパーク専用車両の保管子だったのか。···あ、なんか落ちているぞ。」
そこには上着が落ちていた。
那智「これは思い当たる事ないか?」
早希「あ!それ翔大の上着だわ!」
那智「じゃあ彼らはここにいたんだな。それにしてもどうやってこの年式落ちでいかにも動かなそうな車を動かしたんだ。」
那智はボンネットを開けようとした瞬間。ガサガサガサ····シャッターの外から何者かの動く音が聞こえた。
早希「は!何か来る···!」
那智「車の下に隠れろ··!」
二人はジムニーとエクスプローラーの下に隠れた。
那智「じっとしてろよ(小声)」
早希「う.うん(小声)」
ガレージ内に入ってきたようだ。足音が響く。那智はそっと物体の足元を見てみると緑色の足が見えた。
早希は必死に恐怖をこらえながらじっとした。
逃げられたか···と言う小声が少し聞こえた。しばらくすると足音も気配も消えた。那智はそっとエクスプローラーの下から出て早希もジムニーの下から出た。
那智「やっぱりエクストラセーバルの奴.音につられてやって来やがったか··。」
早希「一応本部にはツアービークルとエクストラセーバル発見の報告もしておこう。」
そう言い早希は電話をかけた。本部に伝えるとあるお知らせが飛んできた。どうやら政府がよければ手をかそうと手を差しのべてきたらしい。理解した場合一時間後に自衛隊部隊を島に送りこむと通知がきた。早希はその案に賛成し,オペレーターに伝えた。