地下に降りると真っ暗だった。
翔大「なぁスマホあるか?自分は早急落ちた時に落としたみたい··。」
成富「あるよ。」
翔大「じゃあそれ使って懐中電灯がわりにして。」
成富はスマホを使って懐中電灯モードにした。そして辺りを照らしてみると驚いた。そこには93年型エクスプローラーのジャパリパーク仕様とスズキジムニー(2代目2期:ピックアップ型インタークーラーターボ)のジャパリパーク仕様とJPPR(ジャパリパークパトロール)の車両が数台状態が良いまま放置されていた。
翔大「うぉ。なんか沢山パーク車両が有るじゃん。しかし地下は車両保管子になっていたんだ。」
成富「しかも状態が良い。ホコリが少し付いているだけだから洗ったりとかしたらまだバリバリに走れるね。」
翔大「よし、じゃあこの中にあるどれかの車を動かして観光エリアに戻るか~。」
成富「分かった。えっと~···じゃあこのジムニーで行こう。」
翔大「OK。じゃあ鍵と新しいバッテリーを探そう。」
それから一時間後
成富「バッテリーはすぐ見つけて鍵も見つけたけど鍵が全然合わないね。」
翔大「同じような似ている鍵が置いていて分からないな~。よし‚次はこの鍵だ。(カチ)掛からないね~。はい次。(カチ···キュドド.キュドド.バラァン!)掛かった!」
成富「やったぜ。」
二人はジムニーに乗って出口を目指した。出口はシャッターが降りていて閉まっていた。
翔大「これって手で開けれる?」
成富「どう見ても機械だろ(。」
翔大「じゃあちょっと助走つけて突き破るぞ。」
成富「マジか。」
バックギアに入れて壁までバックした。
バラァン.バラン.バラララ エンジンを軽く吹かす。
翔大「準備は良いか?」
成富「あ、ああ。いつでも。」
翔大「よし!(アクセルギアに入れる)」
バラン.バラァァン、バァァア 1速2速3速と徐々に加速していく。そして目の前にシャッターが見えた。
成富は少し目をつぶった。翔大はアクセルを思いっきり踏んでハンドルをしっかり握った。
そしてジムニーはシャッターを突き破って外に出た。辺りはさっきの光景と変わらず木々が広がっている。地面には少し汚れた舗装道が続いていた。
成富「外に出られたね···」
翔大「なんか道が続いているけどこれを辿って行けばおそらくあの廃道に合流するはずだからこのまま行ってみるか。」
成富「そうだね。」
ジムニーは少し落ち葉を撒き散らしながら走った。