オルトロス「姉さん!そいつただの動物のフレンズだけど、妙に戦い慣れてるよ!NEO体の力を…」
キマイラ「うるせえ!こんなニャン公ごとき、アタシの力だけで十分だ!やっつけてやるぜ!」
ライオン「ふぁ~あ… そうこなくちゃね~。せめてヘラジカくらいは頑張ってくれないと張り合いがないなあ。」
オルトロス(こんな所でモタモタやっている場合では… スフィンクスの奴に聞きたい事が色々…)
キマイラ「て、てめぇ…!!!コケにしやがって!!うおおおおおおおおおーーーーー!!!」
激昂したキマイラは腕を大きく振り回してライオンに飛びかかるが、いとも軽々と身をかわすライオン
ライオン「おっ…と ほい ほいっ… 」
オルトロス(頭に血が上り過ぎている…まずいぞ…姉さん…!こうなったら仕方ない…)
オルトロスは目を閉じると、額のセルリアンの目が開きうっすらと光を放ち、次の瞬間グリフォン達めがけてものすごいスピードで突っ込んできた!
グリフォン「うおっ!!とと!!なんだぁ!?あぶねえ、みんなよけろ!」
ハクトウワシ「危ないっ!ヒポグリフ!」
ヒポグリフ「えっ?キャアーーーー!!」
不意を突かれたグリフォンはギリギリのところでオルトロスをかわすが、体力が戻り切っていないヒポグリフは突進してくるオルトロスを避けられずに髪を掴まれ地面に叩きつけられる
ヒポグリフ「グハァッ!!!」
地面に叩きつけられた衝撃で雪が舞い上がり、視界が悪くなり状況がつかめない…
キマイラ「はぁーっ…はぁーっ…!!く、クソ…!避けるんじゃねえ!アタシの攻撃を食らいやがれ!!」
グリフォン達の方をちらっと見たライオンは眉間にしわを寄せる
ライオン「…あれぇ?たたかいごっこはもう終わりなのかなぁ?」
キマイラ「ああ?そんなワケねぇだろ!こっからが本番… ああ?」
頭に血が上って周りが見えていないキマイラに、グリフォン達のほうを指さして視線を誘導するライオン
キマイラ「…あぁ!?おい、オルトロス!!お前なに勝手な事やって…」
オルトロス「お前達動くんじゃない!妙なマネをしたら、こいつは再起不能になるぞ!」
ヒポグリフの髪を掴み、首元に爪を突き立てるオルトロス。ヒポグリフの首に爪が少し刺さり血が一滴つたう
ヒポグリフ「う…く……お、オルトロス…やめて」
グリフォン「…汚ぇぞ、てめぇ!」
オルトロス「私は姉さんとは違う。例え汚かろうが卑怯だろうが、勝てばいいのさ。」
少しうつむき肩をわなわなと震わせるハクトウワシ
ハクトウワシ「…なんと卑劣なッ……!!!許せん…」