[アルノツト報告]
記憶を安全にしまいつつ、彼らのいる場所へ向かった。
キュウセン
「確か発信源は...高山だな」
発信機の情報を基に早足で向かうと、高山付近で雑魚セルが大量に沸いていたので、斬って倒して頂上へ向かった。
頂上には巨大なセルリアンがいた。攻撃を仕掛けてきたので直感でかわし、周りを見渡した。でもいるはずのカムイが見当たらない。動作を一度止めるために足の部分を斬り裂き、大声で叫んだ。
キュウセン
「レラカムイ!カンナカムイ!どこにいるんだ!?」
そう叫ぶと声がした。
レラカムイ
「ここだー!」
カンナカムイ
「こっちへ来い!」
声がした方向に向かいつつ、巨大セルリアンの動きを見ながら移動して、小さなほら穴に入ると二人のカムイがいた。
どうやらカンナカムイは神力切れ(神の力切れ)、レラカムイは腕と足にけがを負っているようだった。
とりあえず自分の発信機で緊急要請を出して、記憶をほら穴の中に置き、ぎりぎりまで俺が戦うことにした。
小さな穴から出てから、手持ちの発火剤をセルリアンの近くに投げ込み、下の草に着火させ、火を見ているセルリアンの胴体に斬りかかった。
次の瞬間、一瞬切れ目がが言ったかと思われた俺の刀はバキッと音を立てて折れた。
どうやら胴体のコアがある部分には厚い壁のようなものがあるようで、俺の刀では斬りかかることができなかった。いや、斬り方が悪かったかもしれないが、斬ることができなかった。
火がそのタイミングで消えてしまったためにセルリアンがこちらを向いて踏みつけようとしていた。
キュウセン
「まずい...殺されるッ!!」
逃げようと体を動かし、踏みつける前に脱出できた。ふと上空を見ると、何やら隕石のようなものが降ってきた。
その隕石はセルリアンの胴体を貫いて地面に衝突。光り輝く塊がそこにあった。
その塊はまるで生きているように動き回り、セルリアンの体に穴をあけまくり、コアが砕かれ、動きがなくなった。
ひとしきり動いたかと思うと、地面に落ちて、動かなくなった。
動かなくなった塊は、黄金色に輝いており、金塊かと思ったが重みがないために不思議だったが、とりあえず箱に入れて持って帰ることにした。ついた救急隊に二人を搬送してもらい、俺は記憶と黄金色の塊を持って戻ることにした。
今日は災難だった。
4月17キュウセン
また謎アイテムが増えましたね…