そう、だから私は・・・
フェネック
「あとがつかえてるんだから早く乗りなよ~」
かばん
「え、え?」
サーバル
「ちょっと。 打ち合わせと違うよぉ」
フェネック
「いつものアドリブさ~ いいかげん慣れなよ~」
私はかばんさんたちを追い立てると、次のゴンドラに強引に乗り込んだ。
そして・・・
ガタンッ!
ヘラジカ「何か落ちてきたぞ!」
ライオン「おい、フェネックが乗ってなかったか?」
博士「何ですって!?」
助手「台本と違うじゃないですか!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かばんたちも降りてきてフェネックが乗っていたことを告げる。
オーロックス「やべぇよ、フェネックやべぇよ」
博士「とにかくゴンドラ開けるのです」
助手「扉が曲がってしまっています。 誰か…」
ゴンドラは落下の衝撃で歪んでしまっている。
とても無事に済むとは思えなかったが、フレンズたちは救出に動き出す。
TATSU鬼
「うわぁぁ… やってもたー! オレはもうお終いだ~」 orz
傾福P
「アワワワ…」
その頃、TV局でも阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されていた。
テレ東P
「何をぼやぼやしてる!
早く『しばらくお待ちくださーい』画像に切り替えろ!」
アライ
「ストーリーも世界線も時間軸もおかしくなってしまっているのだ!」
博士
「ジャガー、そっちを」
助手
「タイリク、もっとしっかり押さえるのです!」
ヒグマ
「せーの!」
ガコン!
フレンズたちの協力でゴンドラの扉が こじ開けられる。
一同「!?」
しかし中は もぬけの殻なのだった・・・
ボス
「・・・」
フェネック
「まぁまぁ。 アライさんの居ない世界なんて、どうなったっていいじゃないか~」
アライ「!」
フェネック
「なぁんてね~ 半分冗談だよ~」
アライ(半分はガチなのだ・・・)
「このままではパークの危機なのだー!」
フェネック
「だからアライさんを連れて帰るんじゃないか~
私もそのために戻ってきたんだよ~」
アライ
「帰るのが怖くなってきたのだ…」
フェネック
「大丈夫さ~
パラレルワールドみたいなもんで、私たちが戻ればいい感じに修正されてるよ~
たぶんね~」
アライ
「・・・」
フェネック
「とにかく戻ろうよ~
難しいことは・・・帰ってから考えればいいことさ~」
アライ
「分かったのだ。 アライさんは考えるのをヤメるのだ。
それより、どうやって戻るのだ?
さっきもチャンスは一度きりしか無さそうな言い方だったのだ」
フェネック「目的地はココさ~」
ばすてきは「さばくちほー」に到着した