【未来のぼうし】
[最終話] ~Bパート《未来へ》-3~
未来「ふー、最後に一回は この観覧車に乗っておかなくちゃね!」
ここで、どうしても「やりたいこと」があったのだ。
未来「ウワァァァァ シャベッタァーーー!」
ラッキー「久しぶりだね、ミライ。 戻ってこないから会いに来たヨ」
ミライ「え? ・・・ということは?」
ラッキー「APでの4人+αの旅、楽しかったヨ」
やっぱり。 「あのラッキー」だ。
ラッキー(CVカコ)「驚かせて ごめんなさい。 どうしてもって聞かなくて」
そう言えば、これも「残していた宿題」だった。
そしてもう1つ・・・
ずっと一番訊きたくて、訊けなかったことを訊いた。
ミライ「ジャパリパークは、今どうなっているんですか?」
カコ「まだ再興中よ。 あなたは? これからどうするの?」
ミライ「・・・」
実は「戻ってこない?」と訊かれると思っていたのだ。
未来「こちらに残ってやりたいことがあるんです」
そう。
ジャパリパークとフレンズとセルリアンの物語を書いて、残したかったのだ。
ヒトはすぐに「忘れて」しまう。
それは決して悪いことではない。
でも時々でいいから思い出して欲しい。
そんな想いを込めて・・・
カコ「そう言うと思ったw」
トワ「こっちのことは気にしなくていい。 好きなことをしなさい。 サポートはするから」
???「園長! 誰と喋ってるの? 私のこt…」
後ろでフレンズたちが園長の気を惹こうと騒いでいる。
そうか! 編集長=トワ園長だったんだ…
なぜ気付かなかったんだろう・・・
カコ「あと、下を御覧なさい。 どうしてもって聞かなくてね...」
窓から下を覗くとサーバルが手としっぽをブンブン振っている。
隣にはヤレヤレといった顔のカラカルも居る。
2人の間を桜吹雪が通り抜けた。
観覧車は頂上に近付いていた・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
セルリアンは言っていた。
この物語の作者は「未来のぼうし」を拾った、と。
私は過去にぼうしを飛ばしている。
それは かばんちゃんに渡って新たな物語が始まった。
でもそれは「風に飛ばされる」という偶然によるものだった。
今度はそれを「意志を持って」やってみたかったのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・
私は物語が続いて行くことを信じて・・・ 想いを込めて、投げる!
未来への ぼうしを!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~完~
【おまけ】
観覧車を降りると、てっきり感動の再会が待っていると思っていた。
でもサーバルは抱きついてきたりしないし、カラカルも気まずそうに横を向いている。
そこに係員がやってきて、
「お客様、観覧車からモノを投げ捨てられると危険なので困ります!」
ーと叱られた。
サーバル「・・・」
カラカル「ほら、拾いに行きましょ」
空気が重い・・・
ぼうしは草むらに落ちていた。
未来「え…? これを私が拾っちゃったら・・・」
~完?~
完結おめでとう!👏
作者も参加する超展開、メタネタやパロディ的なものもふんだんに盛り込まれててとても楽しめました😆
長編お疲れ様でした~ 次回作も期待してます(圧
楽しんでもらえたようで一安心です。
お付き合い頂きありがとうございました。
🎉完結おめでとうございます!👏
本当はもっと早く読みたかったのですが落ち着いてからちゃんと読みたかったので…💦
新井さんがいれば日本は安泰なのだ!
安価スレで生まれたさばちゃんや オリフレ勢やら(私のオリフレまで出演させてくれてありがとうございます) しまいには作者さんまで参加してきたりして、この先がどうなるのかいろんな意味で楽しませて頂きましたw
この濃い面々でちゃんと伏線回収から完結まで至った事がすごいと思います
感想ベタなのでうまく言い表せませんが、次回作がありましたらまた拝見させて頂きたいです
長編本当にお疲れ様でした~
途中、創作意欲が萎えそうになったり、プロット・ストーリーの変更(大・小)があった中、
よく完結できたものだなぁ… (しみじみ)
新井さんの出世具合には作者も驚いています。 (汗)
ここまで お読み頂きありがとうございました。