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文藝誌 ジャパリ文學(SS総合投稿スレ) / 578

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名無しのフレンズ 2018/12/24 (月) 13:10:15 修正 f2808@7d493

【未来のぼうし】
 [最終話] ~Bパート《未来へ》-2~

<2020年4月19日(日)>
私は久しぶりに ひらかたパークへ足を運んだ。
自分の関わった作品のイベントがあったからだ。

「野菜戦隊 ベジレンジャー」

いわゆる着ぐるみショーだ。

私は本格的に作家活動を始めることにし、その準備に2019年のほとんどを費やした。
(マドンナの作詞も手掛けてはいたが・・・)
そして2020年2月から放送される戦隊モノのシリーズ構成(メインシナリオ)に抜擢されたのだ。

・・・・・・・・・・・・・・

ん?
なんだろう?
正面ゲート前には いつも以上に人が多く、異様な熱気も感じる。

チケットを買って中に入った途端、大勢の人に囲まれ写メで撮られた。
斜め前にはTVカメラまでスタンバっている。

???「おめでとうございます!」
未来「???」

スタッフに そう声を掛けられる。
ーと人混みを掻き分けてパーク長のかばんちゃんとサーバルちゃんが、花束を持って登場する。
フラッシュが眩しい。

かばん「来場者10万人目です。 まさかミライs… 未来さんだとは思いませんでしたよ」
サーバル「これもあげるね」

かばんちゃんから花束を、サーバルちゃんからはラッキービースト人形(意外と重い)を手渡された。
ラッキービーストは、某ネズミーマウスのような立ち位置の「パークのメインキャラ」だ。

津田「え? お知り合いの方ですか?」

横からリポーターが口を出す。

かばん「作家の未来さんですよ。 ああ、例のイベントを観に来たんですね。 では後ほど...」
サーバル「待ってよ、かばんちゃん」

かばんちゃんは照れくさそうに足早に去っていき、サーバルちゃんも慌てて追いかけていった。

・・・・・・・・・・・・・・

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