食い
「オレの方こそ、作戦も無ければ勝算も無かった。
セルリアンとしてお前たちを苦しめるだけ苦しめて、
華々しく散れば悪役としての務めは
元看板としても、これだけ目立てば、大阪の『せんでんこうかは ばつぐん』やろ。
決められた『最後のセリフ』が終われば、オレの役目も終わり。
あとは舞台からハケるだけや」
パークを風が吹き抜けた・・・
~正面ゲート~
グリコリアンと南子は睨み合いを続けていた。
南子「う~...」
さらさら…
グリコリアンの体から、砂のような何かの粒子(?)が
南子「?」
ぱっかーん!
キューブ状のモノが飛び散ったかと思うと、
セルリアンの居た場所には、グリコの看板が横たわっているだけだった・・・
~観覧車前~
ぱっかーん!
どこかで破裂音が聞こえた。
かばん「!?」
サバ「?」
ミライ「・・・」
食い「終わりの始まりやな...」
ふと、私は気になった。
自分にカメラが向いてないのを確認しつつ、チラっと台本を確認してみる
かばん「もう… お話出来なくなるんですか?」
食い「そうやな。 フレンズとして生まれ変われたら『おともだち』になろうや」
ミライ「それが、あなたの『本当の願い』ですか?」
食い「今度は、お前らがセルリアンとして生まれ変わるかもしれんけどな」 (`ー´)
ぱっかーん!
セルリアンの居た場所には底意地の悪そうな笑顔で横たわる食い倒れ人形g…
私は台本を、そっ閉じた。
何か・・・ 私に何か出来ることは無いのだろうか…?
・・・・・・・・・・・・
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