正面ゲートをくぐると、
???「ここは通さへんでぇ」
いきなりセルリアン化した#グリコリアンが立ち塞がった。
両手を挙げて威嚇(?)してくる。
プレーリー「アワワワ…」
ビーバー「ヤベェ、ヤベェっすよ~」
ここぞとばかりに南子さんが両手を突き上げたまま前に出て
てっきりプロレスの「手四つ」のように組み合って、力比べでも始めるのかと思いきや、威嚇し合うのみだ。
南子「あっち行ってよぉ」
意外に可愛い声だった。
グリコリアン(ダミ声)「お前こそ、あっち行けや」
さながら子供の口ケンカだった。
博士「あほらし…」
一行は睨み合いと口争いをするだけで、まったく進展のない2人を置いて さっさと先に進んだ。
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なかなか次のセルリアンが見つからない。
新井「セルリアンは、それほどたくさん居ないのか?」
笛音「こうなったら二手に分かれようか~」
さすふえね! 空気を読んだ提案だった。
新井「新井さんたちは『プールザブーン』の方を探すのだ」
笛音「かばんさんとミライさんは『スカイウォーク(観覧車)』の方を頼むよ~」
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~プール横~
新井「早速 落とし穴を掘るのだ!」
プールの横にプレーリー、笛音が穴を掘り始める。
ビーバー「大丈夫なんすか? こんなところに」
マーゲイ
「先ほど、私がヤベちゃんの声で『プール横で不発弾の処理をする』という旨の電話を掛けておきました」
ビーバー「用意周到っすね」
それで周りにスタッフがロープを張ってるのか...
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ほどなく、
新井「完成! なのだ」
すると、タイミングを見計らったように落とし穴の向こうにカニリアンが現れた。
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~観覧車前~
かばん「なんでしょう? あの
見るとロープが張られており、その周りにお客さんが群がっている。
観覧車に乗る列とは別だ。
近付くとスタッフの1人に
「かばんさんとミライさんですね」
と持ち上げたロープの中に入るよう促された。
2人で見合ったまま戸惑っていると、
「どうぞ。 中でお待ちかねですよ」
と、別のスタッフが背中を押す。
かばん「え…」
ミライ「ちょっと…」
背中でロープが下ろされる。
ふと前を見ると、
佐波ちゃんを背後から抱きしめるように拘束しながら立つ、食い倒れリアンがいた...
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