【未来のぼうし】
[2話] ~Bパート-2~
目の前に蟹型セルリアンが立ち塞がっている。
未来(守ると言っても一体どうやって・・・)
元が看板だけに見上げるような大きさだ。
カニ「僕のために#ええ曲作ってもろて」
サバ「うわぁぁぁ... シャベッターーー!!」
未来「それも大阪弁…?」
カニ「浪花のモーツァルトことキダタロー先生にお礼を
カニはそう言うと、私たちのリアクションもスルーして横歩きで去っていった。
未来「・・・」
サバ「なにあれ? 襲ってこなくて助かったけど…」
ツッコミどころは多々ある...が、 \(・_\)それはまあ(/_・)/置いといて。 ツッコミどころ
げんじつちほーにサンドスターが降り注ぎ、動物がフレンズ化することで起こりそうな混乱もさることながら、
もっと心配なのはサンドスター・ロウによってセルリアンが野に放たれることの影響だった。
でも自分に何が出来るというのだろう? 過去、逃げ出すことしか出来なかった私に・・・
サバ「危ない!」
視界の端で「黒い影」が襲い掛かってくるのを捉えた、と思った瞬間、サバちゃんが私の襟を引っ掴んで放り投げた。
道端の花壇に頭から突っ込む。
まるで いぬがみけ のようだ...
未来「イタタ...」
なんとか起き上がり、サバちゃんの方を見やって驚いた。
「#食い倒れ太郎」型セルリアンがサバちゃんを拘束していた。
いつもは太鼓を持っている場所に、サバちゃんを背後から抱きしめるように・・・
未来「そこを変わr… サバちゃんを放してください!」
太郎「それは でけへん相談やなぁ」 ┐(´ー`)┌
まただ。
大阪で生まれたセルリアンは大阪弁がデフォなんだろうか?
未来「じゃあ、何がしたいのですか!? まさか、サバちゃんに あんなことやそんn…」
太郎「それ以上言うな! このSSは『子供に見せても大丈夫な健全路線』なんやかr…」
ーと、セルリアンに ずんぐりむっくりな黒い影が襲い掛かった・・・ ーが、
太郎「おっと」
セルリアンは体を軽く のけ反らして避けた。
それはフレンズ化した姿のジャガーだった。
未来「ジャガー・・・さん?」
天王寺動物園から逃げ出したというジャガーがたまたま近くにいて、たまたまサンドスターに当たったのだろうか?
太郎「さすがに強そうな腕のジャガーを相手取るのは分が悪そうやな。 ここは一旦 引いとこか」
ジャガ「おい、待て!」
太郎は間抜けな見た目とは裏腹に、機敏な動きでサバちゃんを捕らえたまま去っていった。
太郎がいた場所には、サバちゃんの落としていったミンミービーストだけが残されていた。
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