................. .............. ................. ..............
【アラフェネぶらり旅 さすぺんす劇場】
【アラフェネぶらり旅 さすぺんす劇場】
【アラフェネぶらり旅 さすぺんす劇場】
[12.ⅹ話]ろっじ Bパート-4
[12.ⅹ話]ろっじ Bパート-4
[12.ⅹ話]ろっじ Bパート-4
............... .............. ................. ..............
かばん「あ、いえ。 ここにいる方のアライさんです」
フェネ「どういうこと!?」
思わず声を荒げてしまった。
かばん「実はさっき、ここに来る前にアライさんに直接、お話を伺ったんです」
アリツ「どうしてアライさんが『のざらし』の間に居ると?」
かばん「玄関先にキャンプの時に使った『テント』があったので。 何かな?と思って」
サーバル「かばんちゃんが『先に行ってていいよ』って言ってくれたから、私は直接ここに来たけどね」
かばん
「最初はテントから顔だけ出して、右胸を押さえながら
『持病の心臓病が、なのだ』なんて言ってたんですけど…」
かばん「アライさんは聖帝だったんですか? それとも三杉君?」
アライ「なんのことなのだ?」
かばん「どちらにしても そこを出ませんか?」
アライ「いや、それは・・・」
かばん「じゃあ入ってもいいですか?」
アライ「それはもっとダメなのだ!」
かばん「・・・ きっとフェネックさんも心配してますよ?」
アライ
「うぅ…… もう耐えられないのだ!
アライさんはウソをついたり誤魔化すのはヘタなのだ。だから全部話すのだ!」
スナネコはツチノコの尻尾にじゃれついている。 サーバルもそっちの方に興味津々だ。
アライさんはお宝の匂いを感じて、フェネックと別れたあと、鍵の無い部屋に入ったのだ。
すると初めて見る魚があったのだ。
アライさんはその魚が美味しそうだと感覚的に分かって・・・ 我慢できずに全部食べてしまったのだ。
その後、急にお腹の調子が悪くなって、それからずっとココにいるのだ。
スナネコはツチノコのフードを捲ろうとしている。 ツチノコは鬱陶しそうに手で払っている。
かばん
「でも『当初の目的は達成できたのだ』と。
あと・・・あ、これは黙ってて欲しいって言われたんだっけ…」
そうか・・・しつこく訊けば良かったんだ。 どうしてそんな簡単なことを見落としてたんだろう…
アリツ「食材が無くなっていたのは、そういう事だったんですね」
スナネコは とうとう寝てしまった。
ツチノコは毛布を掛けてやりながら「そんな話もあったな・・・」と呟いた。
アミメ「そんな所に推理のヒントが…」
かばん
「ぼくはそれをボスネットで博士さんたちにお話してみました。
すると『バラムツ』という魚だということが分かりました」
博士「バラムツ自体は危険なものではないですし、とても美味しいらしいのです。 じゅるり」
助手「ただし一度に大量に食べると非常に危険なのです。 おかわりするのは待つのですよ」
タイリク「だとすると、テントの中は今頃・・・」
かばん
「それは大丈夫だと思います。
まずフレンズさんはヒトと比べて身体能力が高いこと。
それと以前サーバルちゃんが破いたところから地面に穴を開けて・・・」
サーバル「かばんちゃん!?」
かばん「あ、この話は内緒なんだっけ。 ごめんね」
アリツ
「博士たちがその食材をくれた時は『フェネックは頑丈なので多めに分けてあげるのです』と・・・
フェネ「へぇ~。 元凶は博士たちってことかな~?」 ( ̄▽ ̄#)
アリツ「あ…コレ、もしかしてオフレコだったんですかねぇ」
博士「何か悪寒がするのです。 しばらくかばんの料理は遠慮するのです」
助手「邪悪な気配を感じるのです。 しばらくジャパリまんで我慢するのです」
タイリク
「つまりアライくんは禁断の魚『バラムツ』に手を出してしまった。
その呪いで腹を下し、やつれてしまった。
それを見聞きした私たちが早合点しただけだった。 そういうことか」
かばん (´・∀・`)
「ま、まぁ。 まだちょっと違う点はありますが、そういうことです。 ね? アライさん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・