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文藝誌 ジャパリ文學(SS総合投稿スレ) / 322

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名無しのフレンズ 2018/08/21 (火) 17:55:10 c36f4@3652f

アミメ「では、こういうのはどうでしょう?」

ツチノコ「どうでしょうってなんだよ?」

タイリク「ここはプロット会議か?」

アミメ「ちょっと売れていい気になった漫画家の仕業だったのです」

タイリク「・・・ おいおい、動機は?」

アミメ「愉快犯です」

タイリク「私は人をおちょくったりしたことはないよw」 ┐(´~`)┌

一同「・・・」

長い間、放置してしまってから言うことではないが、こんな茶番に付き合っている場合ではない。
何か手を打たなければ…そう思いつつ、ただグズグズ手をこまねいていた。

ガタ… ガタガタッ
徐々に強くなる一方の雨風に、窓ガラスも抗議の声を上げている。

私はこの流れを変える「何か」を、ずっと待っているようだった。
だがすぐにそれを否定した。 バカバカしい。
さっき「自分でなんとかするしかない」と思ったばかりじゃないか。 
こんな台風の中、来るわk…

???「はいはーい! 元主人公が通りまーす!」
 
一同「!?」

底抜けに明るい声が部屋に入ってきた。

サーバル「どいてください、元主人公でーす!」

アミメ「さては、あなたが犯人のヤギね!」

サーバル「ぜんぜんちがうよ~」

アミメ「じゃあ、台風の名前はヤギね!」

ツチノコ「14号はそういう名前だったらしいけどな…」

目の前では新展開とはいえ、コントが続いている。
 でも、この子が来たということは・・・
バタン!

???「お待たせしました!」

フェネ「まさか・・・」

かばん「遅くなってすみません、フェネックさん」

フェネ「どうして…?」

かばん
「お友達が困ってたら来るに決まってるじゃないですか!
 実は『ゆうえんち』に向かう途中だったので、結構近くに居たんですよ」

そうは言うものの、ところどころ服が濡れている。

かばん「それよりどういう状況か教えてもらえますか?」

私は気を取り直して、コトの経緯をかいつまんで説明した。

かばん「なるほど…」

そう言うと一旦言葉を切り、頬に手を当て、斜め上に目を向け考えにふけっている。
しかしその顔は真相に辿り着くため、というよりは
答えは出ていて、それをどう説明しようかと思いを巡らせているようだった。

かばん「・・・分かりました!」

アリツ「え? もう?」

サーバル「えっへん! かばんちゃんは すっごいんだから!」

スナネコ「なぜサーバルがエラそうなんですか?」

かばん「犯人は・・・・・・」

タイリク「ほら、しっ」

かばん「アライさんです!」

サロンの空気が止まった…

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