フェネック「じゃあ早速アライさん乗っけて探しに行きますかねー。」
ギンギツネ「セルリアンが最近また増えてきているみたいだから気おつけて。」
キタキツネ「もしセルリアンに追いかけられたら黒いのを全力で捻ってペダルをベタ踏みするとそのケッテンクラートが思っていたより早くなるよ。」
フェネック「なるほど。ありがとう。」
アライグマ「(おおーい!フェネックー!まだなのかー?(大声))」
フェネック「アライさんが呼んでるね。」
3人は玄関まで戻ってきた。フェネックはアライグマにケッテンクラートを見せた。
アライグマ「おおー!新しい乗り物発見なのだ!」
ヤング「ほぉ、ケッテンクラートか。状態が綺麗だな。」
フェネック「倉庫にシート被せられた状態であったみたいだからね。燃料もまだいけそうだし。」
ヤング「じゃあ俺は留守番て事か。」
アライグマ「そうなるのだ。ヤングには申し訳ないのだ··。」
ヤング「別に大丈夫だ。少し長時間休憩したかったのもあるし本当に平気さ。」
フェネック「ありがとう··ヤング。」
ヤング「気にする事ないさ。二人とも気おつけて。」
フェネック「うん。」
アライグマ「じゃあ行ってくるのだ。」
ヤング「おう。」
ギンギツネ「気おつけるのよー!」
キタキツネ「怪我しないように··ボクはヤングとお喋りでもしとくよ··」
ばすてきコンビはケッテンクラートに乗った。フェネックはエンジンをかけてハンドルを握った。
そして最初はゆっくりゆっくり進んで慣れてきたらスピードを徐々に上げた。
アライグマはゆきやまコンビとヤングに手を振った。ゆきやまコンビも手を振っていた。ヤングは手を振る変わりにヘッドライトをつけたり消したりしていた。
そしてどんどんゆきやまコンビの姿が見えなくなっていった。アライグマは少し寂しそうな顔になった。
それを見たフェネックはアライグマに声をかけた。
フェネック「アライさん~。私が居るからそんな寂しそうな顔しないでよ~。」
アライグマ「は!困らせてご、ごめんなさいなのだフェネック··。」
フェネック「大丈夫だよ~。それより旅はまだ始まったばかりだし元気だしていこうよ~。」
アライグマ「そうなのだ··そうなのだ!旅はまだ始まったばかりなのだ!ここでどんよりしていたら一巻の終わりなのだ!」
フェネック「そ、それは大げさじゃないw?(本宮s本性)」
アライグマ「だよねw!(小野s本性)」
二人「ふふw、あははww。」
所々本性が出ながら寂ししい気持ちは吹き飛んでいった。