けものフレンズBBS NEO

12.6話 ゆきやまちほーでのぼうけん / 11

39 コメント
views
89 フォロー
11
もやしまる 2018/05/14 (月) 20:29:56 55e57@3f516

フェネックが裏に行くとシートで被せられたなにかがあった。

ギンギツネはシートをめくった。それは1944年型の軍用ケッテンクラートだった。ボディーカラーは少しシ

ルバーに近い色だった。

フェネック「これはなに?」

ギンギツネ「それが、私にも分からないんだわ···。倉庫の掃除をしていたら裏の小さい倉庫にあったの。」

フェネック「へぇ~。」

ギンギツネ「前にイスがあるから多分そこで操縦するのだと思うわ。一回乗ってみてよ。」

フェネックは少し登って操縦席に座った。

ギンギツネ「どう?」

フェネック「う~ん···痛くもないし普通の座り心地だね。」

ギンギツネ「そう、ならよかったわ。」

フェネック「ところでこの鍵を差し込む所はどこなの?」

ギンギツネ「少し真下を見ると差し込む所があるはずだわ。」

フェネックは下を見て眼で見て探した。確かにあった。

フェネック「あったー。」

ギンギツネ「じゃあ動かしてみて。」

フェネック「はいはーい。(ガチャ)」

シュトトトトト、ドゴドゴドゴ··。エンジンがかかった。随分と放置されていたわりには一発で動いた。

フェネック「この棒でバックしたり進んだりするのかな。(ゴトッ)」

レバーを動かしたがケッテンクラートはびくともしなかった。

ギンギツネ「動かないわね···」

フェネック「あれ?足元になにかあるけどこれはペダルかな?(グィッ)」

ドゴォン!··ただたにエンジンが吹かして唸るだけだった。

フェネック「あれー···おかしいな~···」

キタキツネ「ハンドルに付いている黒いのを捻るんだよ。」

フェネック「なるほどー」

捻るとケッテンクラートは前に進んだ。

フェネック「おおー!動いたー!」

ギンギツネ「どこでその操作方法を知ったの?!」

キタキツネ「まんがで呼んだんだよ。」

ギンギツネ「貴方って本読むんだ··。」

キタキツネ「ギンギツネが知らないだけだよ。ゲームの休憩時間とかに読んでるんだよ。」

ギンギツネ「そ、そうなんだ··」

フェネック「なんとなく動かし方が分かったよ。」

ギンギツネ「それはよかったわ。」

キタキツネ「あと荷台に箱とらいふると左右にラックを付ければ完璧だよ。」

ギンギツネ「それは漫画の中ででしょ!」

通報 ...